石川県内の死者200人超…“安否不明者の増減”今後も続く可能性(9日までの被害状況まとめ)
能登半島地震は発生から8日が経ちました。石川県内の死者はさらに増えこれまでに200人を超えました。また、地震による災害関連死も初めて珠洲市で6人が確認されました。 【写真を見る】石川県内の死者200人超…“安否不明者の増減”今後も続く可能性(9日までの被害状況まとめ) 9日午後2時までの県内の被害状況です。 地震による犠牲者は202人に上っていて、最も多い珠洲市が91人でこのうち6人は震災後にけがや病気が悪化し、死亡したとみられる災害関連死であることが分かりました。このほか死者は輪島市で81人、穴水町で20人などとなっています。 また安否が分かっていない人は輪島市で86人、珠洲市で15人、七尾市で1人のあわせて102人です。特に輪島市で安否不明者の数が日によって大きく変動していて、市は「事務処理を行ううえで人的に不足していた面もある」と説明しています。 輪島市の職員 「孤立集落の地区の中で集めたものが、市に情報がきている状況で徐々に整合性は取れてきている。今しばらくはそういう(安否不明者の)増減が繰り返されるのではないか」 地震発生から8日が経ちましたが、未だに集落の孤立も続いています。 9日午後2時の時点では輪島市で14地区、珠洲市で6地区、能登町で2地区に住む3123人が孤立したままです。 停電の情報です。北陸電力送配電によりますと、午後5時半の時点で、能登地区で停電が続いてます。輪島市で6200戸、珠洲市で6100戸、能登町で1700戸、穴水町で900戸など6つの市と町あわせておよそ1万5000戸で電気が止まったままです。 七尾市で2万600戸、輪島市で1万戸、志賀町で8800戸、能登町で5810戸、珠洲市で4800戸、穴水町で3200戸など、断水は12の市と町あわせて5万8000戸余りで続いています。
北陸放送