400メドレーリレーで男女とも決勝へ「ギリギリでも決勝に残ることに価値」【世界水泳選手権】
◇世界水泳選手権 競泳 400メドレーリレー(30日、マリンメッセ福岡) 最終日を迎えた世界水泳選手権。男子と女子が、それぞれ400メドレーリレーの決勝進出を決めました。 【画像】29日の50mバタフライ決勝で7位に入賞した池江璃花子選手 男子は入江陵介選手、渡辺一平選手、水沼尚輝選手、松元克央選手のメンバーで出場。2組目で6着、全体7位で決勝進出となりました。 トップバッターの入江選手は「遅いタイムで来てしまい、落ち込んだけど、もう一度(決勝で)チャンスをもらえたのは後ろの3人に感謝したい。決勝は切り替えて。残り1レース盛り上げて、自分たちが納得して終われるレースをしたい」と話しました。 また、最終泳者の松元選手は「決勝残ったからにはしっかり出し切り、みんなで笑顔で終わりたい。声援に応えたいという気持ち。決勝は何が起こるかわからない。ベストパフォーマンスを出してメダル獲得も頭に入れながら泳ぎ切りたい」と意気込みを語りました。 そして、女子は白井璃緒選手、青木玲緒樹選手、相馬あい選手、池江璃花子選手のメンバーで出場。女子は全体8位で決勝への切符ををつかみました。 女子でアンカーを務めた池江選手は「絶対残りたいという気持ちはどのチームより強かった。最後の最後まで『決勝残ろうね』と話をして予選に挑んだ。緊張したし、神頼みというか、祈ることしかできなかった。それが届き、自分たちの泳ぎがしっかり結果につながった」と振り返りました。 3人目の相馬選手まで泳ぎ終えて、最終の池江選手に1位で繋いだ日本勢。「女子は日本チームが前半から積極的なレースをしていて、最後は自分の勝負になると思っていた。後半はちょっとでも縮めて最後のタッチまで後悔がないようにレースをしたいと思った。その結果8番で残ることができたのでギリギリでも決勝に残ることに、今の日本チームには価値があると思う。午後の決勝に向けて少しずつ全員がタイムをあげ、最後の最後はチームとして楽しんで世界水泳選手権を終わりたい」と池江選手は話しています。 福岡・世界水泳選手権の集大成となる400mメドレーリレー。女子決勝は全体の最終種目となっています。