『銀魂「国傾城篇」』再編集劇場版上映、万事屋メンバー集結 収録から10年超で「地味にダメージ食らう…」当時を回想
人気シリーズ『銀魂』の再編集劇場アニメ「銀魂オンシアター2D 一国傾城篇」が6月21日(金)より全国の劇場にて3週間限定で公開中。この度、同作の上映開始を記念したキャスト登壇での舞台挨拶イベントが22日に行われた。 【画像】3週間の幕開けた「銀魂」再編集上映、舞台挨拶に出演した顔ぶれ(全6枚) 舞台挨拶にはシリーズにてキャストを務める杉田智和さん(坂田銀時役)、阪口大助さん(志村新八役)、釘宮理恵さん(神楽役)、小野友樹さん(徳川茂茂役)が登壇。作中でも屈指の感動エピソードとして知られる「一国傾城篇」を存分に堪能したばかりの客席の感動と興奮も冷めやらぬ中、「銀魂」ファンにはお馴染みBGオンリー&影ナレ―ションで万事屋メンバー3人のトークが繰り広げられた。
「国傾城篇」は「忘れられないエピソード」キャストそれぞれの印象
「特別ゲストが来ている」とスタッフに聞かされた3人が好き勝手な予想を一通り終えたあと、その正体としてスクリーンに映し出されたのは…江戸幕府の若き征夷大将軍・徳川茂茂。それに合わせて壇上へと、まさに将軍そのものの衣装に身を包んだ小野友樹さんが現れると、銀時&新八の「将軍かよォォォォォォォォォ!!」が飛び出し、会場の熱気は一気に最高潮に。 大きな拍手に包まれるなか杉田智和さん、阪口大助さん、釘宮理恵さんも舞台上へ登壇。杉田さんから「季節はもう夏とか春とか言っていられないくらい、四季が消滅しました。ただ今日だけは桜が満開です」とコメント、さらに小野さんから「会いたかったぞ、ダチ公たち」の名言に客席から歓声が湧き上がった。 最初のトークテーマは「一国傾城篇」について。阪口さんが「収録したのはもう10年以上前ですが…」と切り出すと、その月日の流れの速さに一同は「地味にダメージ食らう…」と狼狽え、客席からも思わず笑みが。 ハッピーエンドがお好きだという阪口さんは「『一国傾城篇』は僕的にはハッピーではなかったのですが、すごくエンディングが綺麗で印象に残っていて。この前も一番好きな長編は?という質問に『一国傾城篇』って答えている自分がいました。ちょっと自分の中のなにかが変わったのかなぁ、と思った長篇でした」と感慨深そうにコメント。 杉田さんからは「(銀時は)重要な局面から、今まで必死にその目を逸らしてきた。でも重要なことやシリアスな要素に本格的に目を向けなければならない時期が来ている、ということが、心と身体にダイレクトに訴えかけて来るような、そんな忘れられないエピソード」と語られると、それに頷く方も多数。 小野さんは「最初の登場はギャグキャラとしての使命を背負って毎回登場していて(笑)。けれど、このエピソードで明確に『あいつ将軍だわ』と意識するような、本当の芯の部分と言いますか、人としての幅や器を感じられて、すごく嬉しいシリーズでした。」と語った。 釘宮さんからは「今朝観てきたのですが、ちゃんと向き合いながら観ると重たいけれど、美しさもある本当に素敵なエピソードだなと思いますね。」というコメントとともに、お気に入りの激辛ラーメン屋さんが10年前にはまだあり、皆でよく行っていたというエピソードで万事屋メンバーが大盛りあがりする場面も。