日本平久能山スマートIC周辺の再開発事業について静岡市が市議会に説明 今後の方針と商店街に配慮した施設のあり方は?
静岡市の難波市長が最後のチャンスと期待する、日本平久能山スマートIC周辺の再開発事業について、市は市議会に今後の方針と商店街に配慮した施設のあり方について説明しました。 ●宮城展代議員: 「ここは静岡市に残された数少ないまとまった平坦な土地で、高いポテンシャルがあることから都市的な土地利用の検討が進められてきた。市長にこの地域の土地利用をどのように考え進めていくのかお考えをお聞きする」 27日から始まった静岡市議会の代表質問。自民党市議団の宮城展代議員は、静岡市で計画が進む日本平久能山スマートIC周辺の再開発事業における、宮川・水上地区の今後の活用を質しました。 ●難波喬司市長: 「宮川・水上地区においても企業や施設の誘致にあたり多くの企業が魅力を感じるような環境を整備していくことが重要」 そのため、建築物の延べ床面積や売り場面積を規制する条例の指針について、それぞれ上限を緩和する方針を議会へ説明しました。 ●難波喬司市長: 「当地区における最適な土地利用をはかり魅力を高めることで、地域全体の経済の活性化や市民の幸福度の向上につながるよう取り組みを進める」 また、宮城議員は静岡中心街にある商店街にマイナスな影響を与えないために、考えている施設の在り方について質問しました。 ●静岡市経済局 稲葉光局長: 「特定の商品に特化した専門店のようなショッピングセンターとは異なる形態の店舗であればスマートインターチェンジを活かした広域からの顧客を呼び込み、人の流れを静岡都心地区に回遊させることで商店街へのプラス面での効果も生まれると考えている」 現在、市は宮川・水上地区の土地利用に関するパブリックコメントを実施していて、2025年1月下旬ごろ公表する方針です。