「チームの一員になれてうれしかった」大坂なおみ、直筆手紙とプレゼントで仲間の心つかむ
◆テニス 女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング(BJK)杯予選 最終日 日本―カザフスタン(13日、東京・有明コロシアム) 第1試合で、日本のエースで世界ランキング79位の日比野菜緒(ブラス)が勝ち、通算3勝目を挙げて11月にスペインで開催される決勝大会進出を決めた。 大坂なおみ(フリー)はこの日出場機会はなかったが「チームの一員になれて、うれしかった」と笑顔を浮かべた。大会開幕2日前の10日早朝に日本へ到着。チーム合流時、チームメート全員に白いヘッドホンと「頑張ろうね」などと書かれた直筆の手紙を渡し、仲間たちの心をつかんだ。 日本での試合は22年9月以来だった。顔を合わせた関係者に「久しぶり~」と笑顔で手を振り、再会を喜んだ。協会公式SNSでは長椅子の上になぜか正座し、米国育ちの柴原瑛菜(橋本総業)に通訳してもらいながら、あみだくじを楽しむ姿も見られた。 出場した試合ではパワフルなショットとサーブで会場をどよめかせ、対戦相手がプレー中に声を出さないよう、大声で観客に求めるほど。シングルスで2勝を挙げた、日本勢最上位の世界ランキング79位の日比野菜緒(ブラス)から見ても「戦っていく相手ではあるけど、彼女はグランドスラムをもう1つ、2つ取れるんじゃないかという可能性を感じた」というパワフルさは、ママになっても変わらない。 今後は15日開幕の大会からクレーコートシーズンをスタートする。苦手なサーフェスではあるが「毎試合、進歩している気がする」という今の大坂なら、快進撃も期待できそうだ。
報知新聞社