【バドミントン】桃田賢斗、大阪で子どもたちと交流 大会設立にも意欲「もっと盛り上げたい」
バドミントン男子シングルス元世界ランク1位で5月に日本代表から引退した桃田賢斗(29=NTT東日本)が9日、大阪・ヤンマースタジアム長居で小学生約50人を対象としたスポーツイベント「スポーツキッズトレーニング by ハナスポ」に登場した。 小雨が降る中、鬼ごっこやスポーツチャンバラで交流。膝をつき、子どもたちと目線を合わせて言葉を交わす姿もあった。前日8日にも千葉県内で子どもたちと触れ合った桃田は「一緒にスポーツをするのはすごく楽しい。僕自身は(子どもたちと)精神年齢も同じくらいだと思うので、今後も全力で楽しめたら」と充実感を漂わせた。 この日は同会場で、陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(25=東レ)が発起人の小中高生対象の陸上大会「DAWN GAMES(ドーンゲームス)」の西日本予選も開催された。友人でもある桃田は「バドミントンでもこういう大会をつくれたら。大会数が増えれば、子どもたちにとっても収穫や課題が見つかると思う。バドミントン界でもこういう活動をどんどん展開していきたい」と大会設立への意欲も口にした。代表引退から1カ月ほどが経過し「バドミントンをもっと盛り上げたいという思いも強くなった」と胸の内も明かした。 約1カ月半後にはパリ五輪も開幕する。日の丸を背負って夏の祭典に臨むバドミントン日本代表へ「4年に1度の大会。誰が勝ってもおかしくないと思うので『自分が勝つんだ』という強い気持ちを持って、全てを出し切ってもらいたいです」とエールを送った。