<探偵!ナイトスクープ>母親の推す歌手との電話録音データ、娘が誤って消去 長命生活に暗雲、復元なるか
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが局長を務める人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)。3月8日の放送では、永見大吾探偵が「推しの録音データが消えた」を調査し、ゆりやんレトリィバァ探偵が局長代理を務めたほか、キダ・タロー最高顧問が出演した。 【写真】「パラダイスロックは本当に自分で解除できないのか」をもう一度
依頼は、福岡県の女性(51)から。女性の母親は3月で81歳になるが、足が悪く、ほぼ寝たきりの状態。ただ、そんな母親にも、心躍らせる「推し」がいる。ムード歌謡の歌手、竹島宏さんだ。
昨年のクリスマスに、たった3人しか当選しない「竹島宏さんと電話ができる権利」を手に入れ、母親は大興奮! 音声を録音したいというので、ボイスレコーダーまで購入した。そして当日、楽しく話ができたようで、録音したボイスレコーダーを抱きしめながら「うれしかった~」と幸せそうに話していた。
しかし、女性はトンデモナイことをやってしまった。ボイスレコーダーの中には、余分なデータが10件ほど入っており、女性は母親が聞きやすいよう、竹島さんのデータだけにしてあげようと考えた。消去ボタンを「ピッピッピッ」と押していると、なぜか「ピーーーー」と音が鳴り、録音の件数が0になってしまった。
その後、データを消してしまったとは言えず、女性が焦っていると「録音件数0」になっていることに気付いた母が「私が変なところを押して、消えてしまったんやろーか?」とたずねてきた。女性は思わず「うん」と言って、母親のせいにしてしまった。
それから、母親はひどく落ち込み、食事もあまり取らなくなった。「私が消した」と、とても言い出せない。どうか「消えてしまったのは、お母さんのせいじゃない。私です」と謝る後押しをしてもらえないだろうか。そして、母親がまた元気になれるよう力を貸してほしい、というもの。
「長生きしてください。応援してますよ」と電話で励ましてくれた竹島さん。生きる支えになってきたのもつかの間、母親はショックでリハビリもしなくなったとか。そこで、女性は意を決して、涙ながらに真実を明かし、母親に謝罪した。すると、消去したデータを復元してくれるところがあると判明!? 母と娘で東京へ。「推し」という存在の大きさを教えてくれる感動作。