厚生年金が額面で「月15万円」です...【年金一覧表】みんなの年金収入はいくらですか？
厚生年金・国民年金の平均月額はいくら？
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金と国民年金の全体、男女別の平均月額は下記のとおりです。 【厚生年金】含、国民年金（基礎年金） ・男女全体平均月額:14万3973円 ・男性平均月額:16万3875円 ・女性平均月額:10万4878円 【国民年金】 ・男女全体平均月額:5万6316円 ・男性平均月額:5万8798円 ・女性平均月額:5万4426円 国民年金は保険料が一律であることから、全体・男女間で大きな差は見られません。 一方で厚生年金では、全体・男女間ともにバラつきがあります。 では、自分は将来どのくらい受け取れるのだろうと気になった方もいるかもしれません。 老後の年金見込受給額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認できますので、チェックしてみてください。 さて、個人差の大きい厚生年金の受給額。全体の平均は月約14万円でしたが、これを上回る月15万円以上を受け取る人はどのくらいいるのでしょうか。次章で確認していきます。
厚生年金「月15万円以上」はどのくらいいる？
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の「月額階級別の受給権者数」は下記のとおりです。 上記より、厚生年金受給権者数の総数1599万6701人に対し、「月14～15万円の受給者数」は95万3156人。 約5.9％の人が平均月額程度の年金を受け取っていることがわかります。 厚生年金（国民年金部分を含む）が「月15万円以上」の割合は、全体の46.1％。 ・厚生年金受給権者:1599万6701人 ・厚生年金を月額15万円以上受け取っている人:737万6574人 ・737万6574人÷1599万6701人=46.1％ 全体の半数以上が、月15万円に満たない年金収入で老後を過ごしています。
年金にも天引きがある！「額面金額」と「手取り金額」
ここまで、厚生年金の受給額について見てきましたが、金額はあくまで「額面での金額」となる点にご留意ください。 現役時代と同様、公的年金からも税金や社会保険料が天引きされます。 公的年金から天引きされるお金は、下記4つです。 ・所得税と復興特別所得税 ・個人住民税 ・介護保保険料額 ・後期高齢者医療保険料、国民健康保険料（税） ねんきんネットやねんきん定期便で確認できる年金見込額も、税金や社会保険料が天引きされることを想定しておきましょう。
