ジョニー・デップ、モディリアーニを描いた長編映画を監督!新作にかける意気込みとは?
ジョニー・デップが今回ばかりは、カメラの後ろに回った。新作映画が9月24日にサン・セバスティアン映画祭で上映されるにあたり、今や監督となったジョニー・デップは、この新しいプロジェクトについて感情を込めて語った。 【写真】20枚の写真で振り返る、ジョニー・デップの変遷 長年俳優として活動してきたジョニー・デップは、自ら映画を制作するためにカメラの裏に立った。映画『Modi - Three Days on the Wings of Madness(原題)』は、9月24日にサン・セバスティアン映画祭で世界初上映された。20世紀イタリアの画家アメデオ・モディリアーニの生涯を描いた伝記映画だ。「モディリアーニはもちろん、すべての時代における偉大な現代アーティストのひとりだった。また、新しい可能性がまだ存在していた時代と視点を象徴していた。彼のビジョンには魅了される」とジョニー・デップは雑誌「バラエティ」に語った。 この映画は1997年から企画が進められており、長い間製作が待たれていた。アル・パチーノ自身が、この画家を題材にした舞台を見て、ジョニー・デップにこの企画を売り込みに来たのだ。「ジョニーは、アルからこれを監督してほしいと頼まれたことに驚き、恐縮しつつも、少し興奮した様子だった。まさかあのタイミングで監督を依頼されるとは思ってもみなかっただろう(中略)撮影現場に行くまで、ジョニーは本当に信じていなかったと思う」と映画の制作会社のCEOであるスティーブン・デューターズは振り返った。 「素晴らしいキャストとチームと共に、彼の世界を3日間で表現する機会を得たことをとてもラッキーだと感じている」と61歳の俳優は述べた。
アーティストとしての感性
ジョニー・デップの映画キャストには、86歳のアル・パチーノが参加しており、ジョニー・デップがこの映画を監督するのにふさわしい人物であると認めた。特に「彼はアーティストとしての感性を持っている」と述べた。近年、元妻のアンバー・ハードとの家庭内暴力裁判に悩まされてきた彼のキャリアにとって、これは大きな追い風となるだろう。 ジョニー・デップが長編映画を監督するのはこれが初めてではない。彼の最後の監督作品は1997年の『ザ・ブレイヴ』である。そして、ジョニー・デップの一番最近の映画出演は2023年、マイウェンと共演した映画『ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人』だ。
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr)