桐山照史、主演舞台『グラウンドホッグ・デー』に自信!「人生史上一番のミュージカルができた」
ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』の初日前会見が11月10日、会場となる東京国際フォーラム ホールCで行われ、主演の桐山照史(WEST.)、共演する咲妃みゆ、戸塚純貴、豊原江理佳、川久保拓司、演出の福田雄一が取材に応じた。桐山は「桐山照史の人生史上一番のミュージカルができたと思うんです」と自信を示していた。 【全ての写真】天気予報士フィル・コナーズ役を演じる主演の桐山照史(WEST.) 本作は、1993年にアメリカで公開された映画『Groundhog Day(邦題:恋はデジャ・ブ)』を原作としたコメディミュージカル。2016年夏にロンドンのオールド・ヴィック劇場で世界初演され、翌年春からニューヨークのブロードウェイでも上演。キャストのパフォーマンスはもちろん、スピード感あふれる演出やアイディアに富んだ舞台装置など迫力満点のステージは大勢の観客を魅了した。 桐山が演じるのは、タイムループの中に閉じ込められ、毎年2月2日に行われるお祭りの日「グラウンドホッグ・デー」を永遠に繰り返すことになった天気予報士のフィル。繰り返す日常の中で、内面にも変化が生まれ、新たな一歩を踏み出す役どころだ。 福田氏とは初タッグで「ずっとご一緒したいと思っていた。稽古初日から福田節をいっぱい感じた」と喜びの声。桐山の起用は、福田氏のたっての希望だったといい「でも、接点がないから、ずっと嘘だと思っていた。誰か先輩が降りた役が、回ってきたのかと(笑)」と当初は戸惑いも。 一方、福田氏は「違うの、俺は本当にファン歴長いの。『真夜中のパン屋さん』(2013年放送)から、ずっとこの子は絶対に面白いと思っていた」と告白し、「フィルはすごく難しい役。最初はすごくイヤな奴なんですけど、いい人間に変わっていくし、笑いもちゃんと作らないといけない」と起用の理由を説明していた。 劇中では、桐山がタップダンスを披露しており、「福田さんの息子さんの響志君(福田響志)が、タップがお上手なのでいろいろ教えてもらった」。タップダンスは福田氏の“無茶ぶり”だといい、「ブロードウェイ版にはないんですが、桐山君がやれば、カッコいいし、面白い」と話していた。 咲妃は、フィルと共に同じ日を繰り返しながら、彼の心を溶かす存在である明るく知的なヒロイン・リタ役で、コメディに初挑戦。こちらも「福田さんの作品に出演することが、長年の夢だった」といい、「コメディは初めてなので、たくさんの壁に直面すると思ったが、それをも上回るご一緒したいという気持ちが強かった」と強い意気込み。「稽古ですごく面白いことをしてくれるんですよ。僕は何も言っていないのに」(福田氏)、「カンパニーの皆さんの挑戦心と闘志に感化された」(咲妃)と、稽古の様子を振り返っていた。 『グラウンドホッグ・デー』は、東京国際フォーラム ホールCにて2024年11月11日(月)から22日(金)まで上演。東京公演に続き、2024年11月27日(水) から12月1日(日) に大阪・新歌舞伎座、12月5日(木) から8日(日) に愛知・御園座で上演される。 取材・文・撮影:内田涼 <公演情報> ミュージカル『グラウンドホッグ・デー』 脚本:ダニー・ルービン 音楽・歌詞:ティム・ミンチン 演出:福田雄一 翻訳・訳詞:福田響志 出演:桐山照史 咲妃みゆ 戸塚純貴 豊原江理佳 川久保拓司 家塚敦子 井上花菜 岡田誠 可知寛子 ぎたろー 小山侑紀 坂元宏旬 高橋卓士 竹内真里 茶谷健太 常住富大 伯鞘麗名 堀江慎也 横山敬 横山達夫 高山裕生 田中真由 【東京公演】 2024年11月11日(月)~22日(金) 会場:東京国際フォーラム ホールC 【大阪公演】 2024年11月27日(水)~12月1日(日) 会場:新歌舞伎座 【愛知公演】 日程:2024年12月5日(木)~8日(日) 会場:御園座