沢口靖子、「科捜研の女 season24」7月3日スタート決定に「心に響くメッセージを大切にお届けしたい」
1999年の放送開始以来、現行の連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けている沢口靖子主演のテレビ朝日系長寿ドラマの新シリーズ「科捜研の女 season24」(水曜・午後9時)が7月3日にスタートすることが28日分かった。 今年、シリーズ誕生25周年のアニバーサリーイヤーを迎えた同ドラマ。科学捜査ミステリーの原点にして最高峰に君臨する作品の新シーズンが昨年に引き続き、伝統のレジェンド刑事ドラマ枠「水曜よる9時」に登場。初回は午後8時からの2時間スペシャルで放送される。 京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作は“最新の科学捜査テクニック”と“人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして厚い支持を集めてきた。 記念すべき節目を迎えた新シーズンのキーワードは「原点回帰」。「科捜研の女」の醍醐味は現場に残されたわずかな手がかりを分析し真実へと近づいていく“科学捜査”だが、年々高度化してきた手法を今シーズンでは初心にかえって、おなじみの捜査方法についても技術や仕組みをわかりやすく伝え、より科学捜査の面白さを体感できるドラマを目指していく。 前シーズンは、マリコと市井の事件関係者の間で生まれる人間ドラマを丁寧に紡ぎ大好評だったが、新シーズンでも毎回、老若男女個性豊かなゲストを迎え、事件の背後に潜む悲喜こもごもの人間模様を描写。ミステリーでありながら、よりエモーショナルで胸が熱くなるストーリーを展開。 さらに、新シーズンでは主人公・マリコの科学捜査にかけるひたむきな思いを今まで以上にクローズアップ。科捜研の中軸として、25年にわたり第一線で事件と向き合い続けてきたマリコが変わりゆく時代の中で何を思ってひたむきに職務にまい進し続けるのか? ともに事件と向き合う後輩たちや事件を通して関わる若いゲストたちに、マリコの思いをいまだかつてない鮮やかさで伝え、未来を担う世代へのマリコのパッションの継承をも描き出していく。 新シーズンには、内藤剛志演じる京都府警捜査一課刑事・土門薫をはじめ、物理担当研究員・君嶋直樹(小池徹平)、洛北医大の解剖医・風丘早月(若村麻由美)、化学研究員・宇佐見裕也(風間トオル)、科捜研所長兼文書研究員・日野和正(斉藤暁)、映像データ研究員・涌田亜美(山本ひかる)、土門とコンビを組む若手刑事・蒲原勇樹(石井一彰)、府警本部長・佐伯志信(西田健)、刑事部長・藤倉甚一(金田明夫)ら「科捜研の女」の世界観に欠かせない全レギュラーが集結。これまでの歴史に裏打ちされた安定感抜群のチームワークが、ドラマに大いなる深みをもたらす。 さらに今回、「驚きの新レギュラー」も加わる予定となっている。 新シーズン始動にあたり、沢口は「25周年という節目を迎えることができたのは、支えてくださるみなさまのおかげです」と真っ先にファンへの感謝を語った上で、「今シーズンのマリコは従来の凛(りん)とした雰囲気に加えて、軽やかさ、やわらかさも意識して毎日の撮影に臨んでいます」と「人生の半分以上を共に過ごしている分身のような存在」であるマリコからさらなる魅力を引きだしていく決意を告白。 勢ぞろいしたレギュラー陣とも「初日からすぐに意気投合して、昨日までまるでご一緒に撮影していたかのような雰囲気です。先日は久しぶりに京都でみんなで食事をして一致団結しました」と、結束力を高めていることを明かした。 また、「科学をよりわかりやすくお届けすること、そしてストーリーを通して心に響くメッセージを大切にお届けしたい」と、「原点回帰」を目指す新シーズンへの意欲もアピール。「最新の科学捜査と心温まる人間ドラマをどうぞ楽しみにしていてください」と笑顔で呼びかけた。 ◆沢口靖子(榊マリコ・役)に聞く ―7月から新シーズンが水曜よる9時枠で始動。今年でシリーズ誕生25周年という節目を迎えるが、どのような思いで臨もうとしているのか? 「25周年という節目を迎えることができたのは、支えてくださるみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。今シーズンのマリコは従来の凜とした雰囲気に加えて、軽やかさ、やわらかさも意識して毎日の撮影に臨んでいます」 ―「season24」の新たなコンセプトは? 「監督やプロデューサーの方々ともお話ししましたが、まずは新レギュラーも加わって科学をよりわかりやすくお届けすること。そして、ストーリーを通して心に響くメッセージを大切にお届けしたいと思っております」 ―自身にとって“榊マリコ”はどのような存在? 「人生の半分以上を共に過ごしている分身のような存在です。科学のエキスパートで自由な発想を持ち、真実を解明するためには向こう見ずに突き進むところが魅力です(笑)」 ―全レギュラーキャストが続投しているが、現場の雰囲気は? 「初日からすぐに意気投合して、昨日までまるでご一緒に撮影していたかのような雰囲気です。先日は久しぶりに京都でみんなで食事をして一致団結しました」 ―新シーズンの放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージを―。 「『科捜研の女season24』で、またみなさまとお会いできることになりとてもうれしく思います。最新の科学捜査と心温まる人間ドラマをどうぞ楽しみにしていてください。新たなレギュラーメンバーも加わる予定ですので、ぜひ続報にご期待ください!」
報知新聞社