芸能生活60周年を迎えた小林幸子

　演歌歌手の小林幸子（70）が16日、都内で芸能生活60周年記念の祝賀会を行った。約100人の来賓客を迎え、「雪椿」や「おもいで酒」を披露した。 　祝賀会前に報道陣の取材に応じた小林は、60年を「決して順風満帆ではなかった」と振り返りつつも「今が一番楽しい」と満面の笑みを浮かべた。特に、約10年前に出合ったというネットの音楽界が「今までの演歌にはない世界で、世界が広がりました」と大きな刺激になっていることを明かした。 　これまでに一番思い出深いことを聞かれると「いっぱいあるんで（話してる）時間ないですよ」と笑いを誘う場面もあった。長続きの秘けつは「デビューの最初に思った“歌が好き”を続けてこられたこと」と胸を張った。「（引退する時の）最後の一言は“うわー楽しかった”って言うと思います」と歌への愛情を口にした。 　そして「時代が変わっても歌い手としてやってこられたことは応援してくださった方々のおかげです」とし「みなさんへの感謝を持って歌い続けていけたら」とさらなる活躍を誓った。 　8月1、2日には東京・新橋演舞場で60周年を記念した公演「小林幸子　60周年記念公演　in　新橋演舞場　～ラスボスのキセキ～」が開催される。