『老害が!』『仕事やめたら?』タクシーの乗客による“カスハラ”の実態 会社側「お客様は神様ではありません」
乗客: 「なんだお前、謝りもせずに、たわけ」 運転手: 「いや謝りましたよ」 乗客: 「バカヤローこら」 運転手: 「謝りました、謝りました」 乗客: 「謝っとらへんわお前!バカヤロー、言い訳するな、たわけ。ええ加減にしておけ、バカヤロー。横着いわ、ふてぶてしいわ。なんだその目つきは。なんか文句あるのか、おい。あったら言ってみろ」 男性は興奮し、身を乗り出して暴言を吐きました。知人が必死になだめる姿もありますが、収まりません。
運転手: 「申し訳ありませんでした」 乗客: 「申し訳なかったらそんな態度じゃねぇわ。もう(仕事)やめたらええが、はよ」 男性は料金を支払い、タクシーを降りました。 あまりのショックだったのか、女性運転手は、ハンカチで何度も涙をぬぐっていました。
天野社長: 「入社して3カ月以内の退職がだいたい5%~10%いる。そのうちの3分の2は、カスハラが原因です。ひどいものについては警察に届け出る、裁判を起こすというようなことは指示を出しています」 ドライバー不足が叫ばれる今、社員を守るため、会社側もカスハラ被害を見逃すわけにはいきません。 つばめタクシーでは、車内マナーを呼びかける案内を提示しています。状況によっては継続乗車を断ることや、客への乗車拒否、慰謝料の請求をする可能性もあるとしています。
天野社長: 「お客様は神様ではありませんので。一般的な社会常識・マナーが私どものタクシーだけでなく、全てのビジネスで徹底されるといいのかなと思っています」