デジタルお守り登場 只見線とご縁結ぶ 10月1日に福島県只見町のリブーツが発売 維持管理へ収益の一部寄付
10月1日のJR只見線の全線再開通2周年に合わせ、福島県只見町のReboots(リブーツ)合同会社は町と協力し、複製不可能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」の技術を使った「デジタルお守り」を1日に発売する。収益の一部は町に寄付し、路線の維持管理に充ててもらう。 同社は地方創生に向けた商品開発などを手掛けている。NFTはデジタルの動画や画像を本物だと証明できる技術でデータに資産価値を与えることができるのが特徴。デジタルお守りは縁結びのパワースポットとして知られる町内の三石神社にちなんで作られ、1分ほどの動画となっている。 只見線の維持管理費は2022(令和4)年10月の全線再開通以降、県と会津地方17市町村で負担している。同社は国内外の只見線ファンが路線を支える仕組みとしてデジタルお守りを考案した。本吉裕之代表社員は「只見町から最先端の技術を用いた商品を世界に発信し、このエリアに訪れる人を増やす。只見線の維持と利活用に貢献したい」と話している。町はふるさと納税の返礼品にもデジタルお守りを活用する予定。
価格は3千円(税込み)。第1弾として128個を販売する。購入者は町内の宿泊施設や飲食店などで特典が受けられる。NFTマーケットプレイスであるHEXA(ヘキサ)で購入可能。URLは次の通り。 https://nft.hexanft.com/users/q2DwELWNPWC1vh/issued