ウオッチナビ編集部が選ぶゴールドケースモデル3選
ブランドが得意とするGMT機構を搭載
また、ロンジンは1908年に2つのタイムゾーンを示すポケットウオッチを開発し、1911年と1918年に技術の特許を取得。さらに1925年には第2時間帯表示機構を搭載した腕時計を発表し、GMT時計のパイオニアとして知られている。本機でもその伝統を受け継ぎ、ダイアルのリムに配された24時間目盛りのアラビア数字とGMT針を用いることで、ローカルタイム(現地時間)とホームタイム(GMT)の二つのタイムゾーンの同時表示が可能になっている。また、24時間目盛りの3時から9時の間のアラビア数字は反転させ、視認性を向上させた。
実用性に優れるGMTムーブメント、キャリバー L844.5
「ロンジン マスターコレクション GMT」を駆動させるのは、ブランド独自のGMTムーブメントであるキャリバー L844.5。約72時間のロングパワーリザーブを備えており、金曜の夜に外し、土日に使用しなくても、月曜の朝にすぐに使用可能だ。さらに非磁性素材のシリコン製ヒゲゼンマイの採用により、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど磁気を発するデジタル機器に囲まれた環境でも安心して着用できる点も魅力。この極めて実用的なムーブメントが正確に時を刻み続ける姿は、シースルーバックから思う存分に鑑賞することができる。
快適な装着感を実現したレザーストラップ
肉厚で高級感のあるアンスラサイトグレーのレザーストラップは、ベジタブルタンニング製法によって柔らかな着け心地を実現。タングバックルもケースと同じ18Kゴールド製で仕上げており、細部までエレガントを追求した。洗練されたデザイン性と優れた機能性を両立させた「ロンジン マスターコレクション GMT」は2モデルともに世界限定500本。日本国内では、国内入荷本数がなくなり次第、販売終了予定となっている。
ロンジン「ロンジン マスターコレクション GMT」
Ref.L2.844.6.71.2 231万8800円 スペック:自動巻き(Cal.L844.5)、毎時2万5200振動、約72時間パワーリザーブ。18Kイエローゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターレザーストラップ。サファイアクリスタル風防(両面多層反射防止加工)。直径40mm、厚さ10.40mm。3気圧防水。世界限定500本。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/平野翔太(WN編集部)