<センバツ2022・選手紹介>/18 丹生・赤星力登外野手/敦賀気比・辻晶太投手 /福井
◇元プロ・赤星さんに憧れ 丹生・赤星力登外野手(1年) 憧れは元プロ選手の赤星憲広さん。同じ名字で足が速い外野手という共通点があるからだ。現在は送球フォームを改善中。冬は雪でグラウンドが使えないため、屋内でバレーボールを円盤投げのように腕を大きく振って投げる練習をしている。 甲子園で試合に出場し、家族やこれまで野球の楽しさを教えてくれた小中学時代の恩師、仲間にも感謝をプレーで伝えたい。「野球には答えがなく、成長し続けられる」と意欲的に練習に取り組む。 休日には10キロ離れた場所までサイクリングをしたり、無線操縦の模型を組み立てたりしている。 ◇配球巧みに決め球選ぶ 敦賀気比・辻晶太投手(1年) 直球にカーブ、スライダーなどの変化球を織り交ぜた巧みな配球で2ストライクに追い込み、相手のミート力などに応じて打たせて取るか三振を狙うかを判断して球種を選ぶ。 入部直後に右肩に水がたまり、公式戦に出場する同学年の選手もいる中、満足に練習できなかった。その悔しさを晴らすよう、昨秋以降、練習に打ち込んだ。「センバツでは登板し、チームに貢献したい」と意気込む。 「投球の初速と終速の差が小さく、実際の球速以上に速く感じる」と元プロの投手、杉内俊哉さんを尊敬。投球の質にもこだわる頭脳派だ。