【10月から対象になる人も】年金生活者支援給付金はいくらか一覧で見る!半数以上が厚生年金「月額15万円以上」に達しない日本
「年金生活者支援給付金」年金収入いくら以下で受け取れる?
基礎年金を受給している方で、年金等の所得が一定以下である場合は、「年金生活者支援給付金」が支給されます。 「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」それぞれに要件がありますが、本章では「老齢年金」に焦点を当て、「老齢年金生活者支援給付金」の受給要件について詳しく解説します。 ●老齢年金生活者支援給付金の受給要件 ・65歳以上の老齢基礎年金の受給者 ・同一世帯の全員が市町村民税非課税 ・前年の公的年金等の収入金額※1とその他の所得との合計額が87万8900円以下※2 ※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く ※2 77万8900円超87万8900円以下は「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給 ●老齢年金生活者支援給付金の給付基準額 年金生活者支援給付金の給付基準額は、月額5310円です。 基準額をもとに、保険料納付済期間によりそれぞれ計算されます。 ●老齢年金生活者支援給付金の給付額の計算方法 ・(1)保険料納付済期間に基づく額(月額) = 5310円 × 保険料納付済期間 / 被保険者月数480月 ・(2)保険料免除期間に基づく額(月額) = 1万1333円 × 保険料免除期間 / 被保険者月数480月 (1)と(2)の合計額にて決まります。 ●老齢年金生活者支援給付金の平均給付月額の一覧 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、実際に支給された平均給付月額は以下の通りです。 ・全体:3930円 ・70歳未満:4528円 ・70~74歳:4057円 ・75~79歳:3815円 ・80~84歳:3778円 ・85~89歳:3816円 ・90歳以上:3902円 基準額よりも少ないケースも多いとうかがえます。 10月から新たに対象となる方には、9月から順次「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が送付されています。まだ申請していない方は、必ず申請するようにしましょう。