浦和DF大畑歩夢がパリ五輪“最終選考”アメリカ遠征へ「目に見える結果を残したい」
[6.1 J1第17節 浦和 1-1 神戸 埼玉] 前節の町田戦で体調不良によるベンチ外となっていた浦和レッズDF大畑歩夢が2試合ぶりのメンバー入り。1-1で迎えた後半34分から途中出場して左サイドバックの位置に入ると、ペア・マティアス・ヘグモ監督から「守備でクロスを上げさせないことや神戸の特徴を消すように言われて入った」(大畑)というように、マッチアップした神戸FW武藤嘉紀に対して持ち味である“際の強さ”を発揮し、チャンスをつくらせなかった。 【写真】お相手がJ1選手だったと話題に…元アイドルの女優が2ショットで結婚報告 ただ、勝ち点1を3にするための攻撃面ではあと一歩及ばなかった。「後半開始早々からずっと浦和ボール。やり方も変えて自分たちが支配しているところだったので、やりやすさはあったし、すんなり試合に入れた」と言うが、後半アディショナルタイムに中島翔哉の折り返しをダイレクトで打ったシュートはバーの遙か上。「シュートは浮いてしまった。もちろん枠に飛ばしたかったけど…」と悔しがった。 この後はパリオリンピックのメンバー入りを懸けた最後の競争の場であるU-23日本代表の米国遠征に向かう。今回はサイドバックが左右合わせて5人おり、左サイドバックにはU23アジアカップ兼パリ五輪予選に招集されていなかったバングーナガンデ佳史扶(FC東京)も入った。 パリ五輪のメンバーは18人。左サイドバックは日本代表にも選出されたことのあるバングーナガンデと、U23アジアカップでパリ五輪切符獲得とアジア制覇に貢献した大畑が激しく争う様相だ。 大畑は「1試合は絶対チャンスがあると思う。そこでアピールできるかが最終選考にかかわってくると思うので目に見える結果を残したい」と意気込みつつ、復帰のバングーナガンデ を意識。「(負けられないという思いは)もちろんあるし、彼もあると思う。互いにいい関係でやっていけたらと思う」と語った。