浦和で元チームメイトの柏木陽介氏から見た遠藤航の活躍「まさかリヴァプールでスタメンを張るまでとは思っていなかった」 | 内田篤人のFOOTBALL TIME
【国内サッカー・ニュース】DAZNで配信している『内田篤人のFOOTBALL TIME #173』では、MCの内田篤人氏と同世代の柏木陽介氏がゲストに登場し、浦和時代の元チームメイトでリヴァプールで活躍する日本代表MF遠藤航について語った。 ●【動画】湘南ベルマーレ 鈴木章斗 & 浦和レッズ 興梠慎三 インタビュー
昨季限りで現役を引退した柏木陽介氏は、06年にサンフレッチェ広島ユースからトップチームに昇格。10年には浦和レッズへ移籍し、浦和の中心選手として11シーズン在籍した。その後はJ3のFC岐阜で約2シーズン半プレーし、昨季をもって現役を引退していた。 リヴァプールで活躍する遠藤航とは、浦和時代の2016シーズンからベルギーのシント=トロイデンVVに移籍した2018シーズン途中までの約2シーズン半、共にプレー。元チームメイトとして遠藤の凄さを問われた柏木氏は、「(当時から)何があっても動じないという感じだった。航の中では全てのビジョンがハッキリと見えているのかなというところが若い頃からあった。言うこともハッキリとしているし、考え方もしっかりしている。コイツは凄いなと思っていた」と当時抱いていた印象を明かした。 浦和からシント=トロイデン移籍し、欧州挑戦をスタートした遠藤は、VfBシュトゥットガルトやリヴァプールと着実にステップアップを遂げていった。柏木自身は、「ここまでいくとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子で、「もちろんいい選手だと思ってはいたけど、僕らの時はリベロで出ていたし、本人は(当時から)ボランチをやりたかったみたいだったけど、その経験も含めて今のボランチというのがすごく良くなっているのかなとも思う」と率直な思いを語った。 また、「今回(リヴァプールへの移籍当初)も最初は出られなかった。でもそれがわかっていて行った。チャンスが来た時に絶対にチャンスを掴むというところまでの準備が頭の中にあったんじゃないかなと思えるくらいの考えを持っている人間なので、一番メンタルが強いと思います」とチームメイトだからこそ分かる遠藤の凄さを明かしている。 内田氏から「(浦和時代は)そこまで突出して世界行くなという感じではなかったの?」という問いかけに対しては、「もちろん世界には行くとは思っていたけど、まさかリヴァプールでスタメンを張るまでとは思っていなかった」と率直な思いを語っている。 先週末のマンチェスター・シティとの大一番では、クラブが選ぶMVPに輝いた遠藤。リヴァプールで替えが効かない選手に飛躍を遂げている。内田氏は、「(リヴァプールで)レジェンドくらいになって欲しい」と期待を寄せれば、柏木氏も「キャプテンマークを巻くような可能性もあるんじゃないですかね」と今後の活躍に期待を寄せている。 なお、リヴァプールは日本時間の18日、FAカップ準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドとの大一番を控えている。再びビックマッチに挑む遠藤の活躍に注目だ。