福岡県直方市の贈収賄事件、浄水係長を起訴…業者から家具など123万円相当受け取る
福岡県直方市発注の浄水場関連業務を巡る汚職事件で、福岡地検は3日、同市水道施設課浄水係長(49)を収賄罪、同市の上下水道設備工事会社代表取締役の容疑者(54)を贈賄罪で福岡地裁に起訴した。
起訴状によると、係長は浄水施設の除草工事を同社が下請け受注できるよう取り計らった見返りとして、2022年4月~23年12月、代表取締役の容疑者から家具など169点(約123万円相当)を受け取るなどしたとしている。
また地検は同日、贈賄容疑で逮捕された福岡市の水道用品販売会社代表取締役の男性(52)と同社社員の男性(41)について、容疑を贈賄ほう助に切り替えた上で不起訴とした。「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。