オーストラリアン・オープン覇者シナーがマッチ15連勝で大会初優勝 [ATPロッテルダム/テニス]
オーストラリアン・オープン覇者シナーがマッチ15連勝で大会初優勝 [ATPロッテルダム/テニス]
ATPツアー公式戦「ABN AMROオープン」(ATP500/オランダ・南ホランド州ロッテルダム/2月12~18日/賞金総額229万720ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのヤニク・シナー(イタリア)が第5シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を7-5 6-4で退け大会初優勝を飾った。 ~ABN AMROオープンで大会初優勝を飾ったシナー選手~ 22歳のシナーがツアーレベルの同種目でタイトルを獲得したのは、1月のオーストラリアン・オープンに続き通算12回目(準優勝4回)となる。シナーは昨年9月の北京と10月のウィーンでも勝っており、ATP500大会3連勝を達成した。 5-4からブレークバックされたあと2ゲームを連取して第1セットを先取したシナーは第2セット3-2とした直後にサービスダウンを喫したが、直ぐにリードを奪い返すと最初のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをきっちりキープして2時間5分で勝利を決めた。 23本のウィナーを叩き込んだシナーは昨年11月のデビスカップから続いている連勝を「15」に伸ばし、デミノーとの対戦成績(Next Gen ATPファイナルズを含む)を7勝0敗とした。 「僕のチームはここ数週間に凄くいい仕事をしたけど、今度はここでも本当によくやってくれた。1週間を通した自分のレベルを本当に誇りに思っている。厳しい状況に立たされたこともあったけど、正しい方法で対処できた。僕たちは常に向上しようと努力している。それがもっとも重要なことだ」とシナーは表彰式で語った。 今週の結果を受けてシナーはランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングでイタリア史上最高の3位となり、デミノーも自己最高の9位に浮上した。 先に行われたダブルス決勝では、ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したロビン・ハッサ/ボティック・ファン デ ザンツフープ(ともにオランダ)を6-3 7-5で倒して今季2勝目を挙げた。
テニスマガジン編集部
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