阪神・青柳、5失点今季最短KO 四回途中…「僕の実力不足…打たれ過ぎ」
(セ・リーグ、阪神2-8ヤクルト、4回戦、2勝2敗、26日、甲子園)阪神は2-8でヤクルトに完敗し、13日ぶりの黒星で連勝は7で止まった。先発の青柳が四回途中で今季最短KOされ、守備陣は4失策、打線も送りバント失敗など精彩を欠いた中、森下翔太外野手(23)が四回にセ・リーグトップに並ぶ5号ソロ本塁打。恒例の「こどもまつり」に集まったチビっ子ファンを喜ばせた。 先発の青柳はわずか3回⅓で降板した。7安打2四球で5失点(自責点2)し、今季最短KO。満員の甲子園はため息に包まれた。 「僕の実力不足。守備(失策)うんぬんよりも打たれ過ぎ。先制を許して相手に勢いをつけてしまった」 右腕は反省の言葉を並べた。二回、3連打と犠飛で2点を先制されると、四回は連打と木浪の失策で無死満塁に。ここで投手の小川にストライクが1球も入らず、押し出しの四球。さらに犠飛と丸山和に適時打を許して交代指令を受けた。 岡田監督は「(球が)走ってないんやろなあ。インコース、ストレートいきすぎよ。はっきり言うて」とバッテリーに苦言を呈した。 代打・糸原の適時打で3点差に迫った直後の六回に登板した3番手の島本も3安打で2失点(自責点1)して途中降板。万事休す、となった。 この日も投手陣は被弾せず、15試合連続で被本塁打はなし。1955年の球団記録(14試合)を更新したことがせめてもの救いだった。(三木建次) ■データBOX ◉…阪神投手陣の被本塁打6本はセ・リーグ最少。今月9日の広島戦から15試合連続で本塁打を許しておらず、大阪タイガース時代の1955年の14試合(7月24日・国鉄第2戦~8月13日・中日戦)を更新する球団新記録となった ◉…15試合連続被本塁打なしは、1967年の阪急(8月5日・西鉄戦~22日・南海戦)以来57年ぶりで、セ・リーグでは52年の広島(7月27日・大洋第1戦~8月17日・国鉄戦)以来72年ぶり。プロ野球記録は50年の中日の17試合(8月17日・広島戦~9月24日・大洋戦)