星野源、「紅白」で変更『地獄でなぜ悪い』→『ばらばら』が「すさまじいアンサーになっている」と話題
大みそかの「第75回NHK紅白歌合戦」に出場する歌手の星野源(43)が26日、歌唱曲目を『地獄でなぜ悪い』から、『ばらばら』に変更すると公表した。ネット上では、変更後の楽曲の歌詞に注目が集まった。 ◆紅白歌合戦、出場する歌手・曲目一覧・最新版【写真】 当初は、楽曲『地獄でなぜ悪い』を弾き語りで披露すると公表されたが、性加害疑惑が報じられた(後に記事は削除)園子温監督が手がけた同名映画の主題歌であることから、ネット上で物議を醸していた。 この日、公式サイトが更新。同曲は星野が2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病記に病院で作詞した楽曲で「星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたもの」「映画のストーリーを音楽として表現したものではありません」と、主題歌となった映画『地獄でなぜ悪い』と直結した関係性はないと強調したが、性加害疑惑を報じられた監督の映画主題歌であり、同作と同名の楽曲であるなどから、二次加害の可能性を否定しきれないとして、歌唱を取りやめることにしたと説明。 同曲について「星野自身もとても大切にしている楽曲であることはこれからも変わりありません」と主張しつつ、今回の紅白では『ばらばら』を弾き語りすると報告した。 2010年にリリースされた楽曲『ばらばら』は、「世界はひとつじゃない」「ばらばらのまま」「ぼくらはひとつになれない」などの歌詞が含まれ、ゆったりとしたテンポな曲だ。この曲が、今回、賛否が渦巻いて楽曲変更をせざるをえなくなった現況を「体現している」と反響を呼んでいる。 ネット上では「鳥肌たった」「歌詞が正に」「すさまじいアンサーになってる」「この歌詞の曲を持ってくる意味とか考えちゃうな」「代打が『ばらばら』なの深読みしてしまうくらいには意味深」「変更されたばらばらの歌詞がすべてを語っているような気がしてくる」と背景の意図を想像し、意味ありげだとコメントする声が目立った。
中日スポーツ