MVアグスタが500台限定の新型バイク「LXP オリオリ」を発表!
レジェンドライダーの名を冠した限定モデル
2022年にアドベンチャーコンセプトの「ラッキーエクスプローラー9.5」を発表していたMVアグスタだが、今回その発展版というべきモデルを500台限定で市販することなった。その名も「LXPオリオリ」。ダカールラリーを4度制したレジェンドライダーの名前を冠したモデルだ。 【写真はこちら】「LXP オリオリ」の全体・各部(12枚) エディ・オリオリ氏は1988年にホンダで、1990年と1994年にはMVアグスタの前身であるカジバで、そして1996年にはヤマハでダカールラリーの二輪部門を制したレジェンド。3つのメーカーで優勝を果たしたライダーは、現在もオリオリ氏だけという偉大なライダーだ。「LXPオリオリ」の燃料タンク上部にはオリオリ氏のサインが入る。 搭載されるエンジンは2022年のコンセプトに採用されていたものの流れをくむ、新開発の931cc3気筒DOHCユニット。124HPのパワーと10.4kg-mのトルクを発揮する強力なユニットで、これをスチール製ダブルクレードルフレームに搭載。 サスペンションは前後ともザックス製のフルアジャスタブルで、フロントフォークは48mm径という太めのもの。ホイールトラベル量は前後ともに210mmで、オフロード走行も十分にこなせる仕様だ。フロントのブレーキキャリパーはブレンボ製のStylemaと、足まわりハイスペックなものでかためられている。 フロントとリアの灯火類はオールLEDで、DRL(デイタイムランニングライト)も標準装備。フロントガードバー、LEDフォグランプ、左39L・右32L容量のアルミパニアケースも標準で備わる。 メーターには7インチの大型カラーTFTモニターを採用。ツーリング、アーバン、オフロードとカスタムの4種のライディングモードを搭載するほか、トラクションコントロールはロード5段階、オフロード2段階、レインの計8段階を用意。リフトコントロールやエンジンブレーキコントロールも備え、電子制御ライダーアシストは最先端のものがおごられている。 限定500台ということで、日本での入手は非常に困難と思われるが、今後の展開にも注目したいところだ。
webオートバイ編集部