【JFL第22節】J3ライセンス交付のV三重が90分劇的弾で昇格戦線生き残り! 栃木Cは足踏みドロー…両者は中3日で上位直接対決へ
日本フットボールリーグ(JFL)第22節は28日に4試合。ナイトゲーム2試合は「2025シーズンJ3クラブライセンス」を交付された2クラブがホームゲームに臨んだ。 ◇V三重 1-0 マルヤス J3ライセンスが交付されたヴィアティン三重(7位)は、延期によって第18節・栃木シティ戦(H)を未消化も、直近3試合未勝利&2位栃木Cと勝ち点「9」差。10月2日(水)の栃木C撃破を前提としても、今節は白星がマストである。 しかし、ホームにFCマルヤス岡崎を迎えたなか、なかなかプレッシングがハマらず、立ち上がりから「かなり」苦しい展開。10本強のシュートを浴びせられた前半は、なんとか無失点で凌ぎきったという印象だ。 後半開始直後、マルヤスはGK角井栄太郎が決定機阻止で1発退場となり、V三重が数的優位に。 ただ、数的優位を感じさせる局面が作れず、いよいよ試合も終盤という78分には、まさかのPK献上。それでも、ここはGK森建太が横っ飛びのスーパーセーブで危機を脱する。しかしながら、V三重は決定機がない。 このまま終わるかと思いきや、とうとう90分に待望の瞬間が。V三重は途中出場の大竹将吾が混戦からスルーパスに抜け出し、ボックス内から冷静に左足シュートを流し込んだ。 これにより、希望を繋ぐ大きな大きな勝利。苦しみ抜いた末の1点で勝ち切ったV三重…この勝ち点「3」を財産に、栃木Cとのゼッタイに落とすことのできぬホームゲームへ向かう。 ◇栃木C 0-0 新宿 J3ライセンス初交付の昇格組・栃木シティ(2位)は、現段階では「少なくとも入替戦行き濃厚か」と言える状況に。もちろん成績面だけではJ3入会まで至らぬが、ここまで素晴らしい戦いを披露してきたと言ってよいだろう。 直近7試合無敗というなか、今節は前半戦で0-2と敗れたクリアソン新宿との対戦に。 立ち上がりから攻勢をかけた栃木Cだが、直近2試合無失点の新宿を脅かすには至らず、むしろ新宿の鋭い出足にボールロスト多数。田中パウロ淳一も幾度となくボールを刈り取られる。 後半に入ると前半よりも攻撃の迫力が増すが、いくつかの決定機を活かせず、依然として0-0。新宿の出足が衰えず、田中パウロへのマークが緩まず、ただただ時計の針が進んでいく。 田中パウロと藤原拓海の“翼2枚”は70分に交代。今夏加入のジョーカー村越健太らを投入するが、その後の決定機も活かせず、ゴールレスドローでの決着に。次節は歓喜の勝利を挙げたV三重と、中3日でのアウェイゲームとなる。 ◆第22節 ▽9月28日(土) ソニー仙台FC 2-2 ミネベアミツミFC Honda FC 1-0 FCティアモ枚方 ヴィアティン三重 1-0 FCマルヤス岡崎 栃木シティ 0-0 クリアソン新宿 ▽9月29日(日) [13:00] ラインメール青森 vs 沖縄SV 横河武蔵野FC vs ブリオベッカ浦安 [14:00] ヴェルスパ大分 vs レイラック滋賀 [15:00] アトレチコ鈴鹿 vs 高知ユナイテッドSC ◆暫定順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点41 | +15 3位 Honda FC | 勝ち点36 | +9 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点34 | +3 5位 ラインメール青森 | 勝ち点33 | +9 6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点33 | +2 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点32 | +12 8位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点30 | +3 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点28 | -3 10位 沖縄SV | 勝ち点27 | +1 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点26 | +3 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点23 | -7 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点22 | -7 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点17 | -22 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点16 | -19 16位 横河武蔵野FC | 勝ち点15 | -19
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