SNS上の著名人 “なりすまし”広告で集客… 60代女性「1億7000万円」の詐欺被害
事件発表はZOZO創業者の前澤氏がメタ社提訴を表明した日
おりしも、大阪府警が今回の事件を発表した同日の今月10日には、衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作氏が自身を謳った投資詐欺広告がフェイスブックやインスタグラムに横行し、放置されているとして、運営会社の米メタ社を提訴する考えを表明。「プラットフォームへの規制は政府にしかできない。迅速にお願いしたい」と自民党本部で語っていた。 今回の事案でも当該証券会社がHP上で「当社はこのような行為には一切関与しておりません」と注意喚起していた。 「被害者が送金した16の口座の半分はすでに解約済です。残る半分の口座は凍結されていますが、口座の資金を確保できたかどうかは不明で、すでに仮想通貨等にマネーロンダリング(資金洗浄)されている可能性もあります」(前出の記者) 著名人の信用を悪用し、老後の資金を奪い去る卑劣極まりない犯行――。警察は他の著名人を謳う投資詐欺案件との関係性も含め、被疑者グループの捜査を慎重に進めていく方針だという……。
弁護士JP編集部