立命大戦に３番手で登板した関大・金丸夢人＝ほっともっとフィールド神戸

関西学生野球リーグ第３節第３日は２２日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で２回戦と３回戦の各１試合が行われ、関大はプロ注目の最速１５４キロ左腕、金丸夢斗投手（４年）が３回無安打無失点のパーフェクト投球を披露。立命大を３―０で下し、連勝で勝ち点１を挙げた。同大は近大に２―０で勝ち、引き分けの後の連勝で勝ち点を２とした。 中１日で中継ぎマウンドに立った関大・金丸が快投を見せた。１点リードの七回から３番手で登板すると、３４球を投げて３三振を奪い、勝利に貢献した。 「体力的にも（余裕が）あったので、腕もしっかり振れた。一昨日より直球の伸びや切れがよかったと思う」 リードの展開なら登板することは前日に伝えられていた。リーグ戦のリリーフ登板は２年秋の２０２２年１０月３日の近大戦以来だったが「リリーフでも先発でも、あまり変わらないようにしようと。いつも通りしたら抑えられると思っていた」と最速１５１キロをマーク。「コントロールにも自信がある」と、一昨日に続いて無四球でリードを守り切った。 スタンドに陣取った阪神・熊野輝光スカウトらプロの熱視線を集め、登板間隔や起用法を問わずにパフォーマンスを発揮できることを結果で示した左腕。「他の投手陣も結構いいので、これからどうなるかわからないが、自分がしっかりと中心になってやっていきたい」とフル回転で優勝を目指す。（上阪正人）