仁村紗和、クライムサスペンスドラマ「SHUT UP」で民放連続ドラマ初主演 共演は莉子、片山友希、渡邉美穂“4人の女子大生”がどうにもならない現実に立ち向かう
仁村紗和が主演を務めるドラマプレミア23「SHUT UP」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)が、12月4日(月)より放送されることが発表となった。また、共演に莉子、片山友希、渡邉美穂が決定。仁村は今作が民放連続ドラマ初主演となる。 【写真】運命が狂っていく女子大生を演じる仁村紗和、莉子、片山友希、渡邉美穂 ■「貧しさを諦めたくない」女子大生たちの運命が狂い出す 同作は仁村演じる、貧しいがどんな困難も諦めない真っ直ぐで芯のある女子大生・田島由希が主人公のオリジナルドラマ。 心優しく自己主張することが苦手な川田恵(莉子)、いつでも冷静な現実主義者の工藤しおり(片山)、素直で明るいムードメーカーの浅井紗奈(渡邉)と共に、同じ寮で身を寄せ合いながら「それでも今を諦めたくない」と思い日々を懸命に生きる由希。しかし、その中の一人が予期せぬ妊娠をしたことをきっかけに、運命が狂い出していくクライムサスペンスとなっている。 監督は、映画「猿楽町で会いましょう」(2021年)やドラマ「ロマンス暴風域」(2022年、TBSほか)を手掛けた児山隆が、脚本はドラマ24「今夜すきやきだよ」(2023年、テレビ東京系)や映画「彼女来来」(2021年)を手掛けた山西竜矢が務める。 ■ドラマプレミア23「SHUT UP」あらすじ 学費も生活費も自分で稼ぐ苦学生・由希(仁村)は、同じ境遇である恵(莉子)・しおり(片山)・紗奈(渡邉)と共に寮で身を寄せ合いながら「貧しさを諦めたくない」と日々思いながら過ごしていた。 そんなある日、一人の妊娠が発覚。しかし相手の男性は相談に乗らないどころか、馬鹿にするだけで向き合ってさえくれなかった。非力だと見下された悔しさと虚しさ。どうにもならない現実に、彼女たちは自分たちなりのやり方で立ち向かうことを決意する。たとえそれが間違ったやり方だとしても――。 しかし、その復讐はやがて周囲の人々も巻き込んで思わぬ方向に進んでいき、ある一夜の真実、そして性暴力事件を知ることになる。 ■仁村紗和コメント ――本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。 台本を読ませていただいて感じたことは、まずこの物語は現代を生きる上でとても大切なことがたくさん描かれていると思いました。経済的な格差やジェンダー格差など、さまざまな格差を表現する言葉が生まれている今の世の中で、たくさんのSNSが普及していて情報の速さが人間関係、社会生活にも影響していて、改めて自分自身を守るためにYESやNOを表現する大切さを感じました。 互いの正義のための行動が正解か不正解かは置いといて、格差がある世の中で生きる女性たちにとっては遠くない現実の物語だと思いました。 ――演じられる役どころについての印象などお聞かせください。 私が演じる由希は、正義感が強く面倒見は良い方で良い意味でごくごく普通の大学生。このくらいの年齢の方々は自分はこれから何をしたいのか、漠然とした将来への不安や孤独感、目の前の人間関係やSNSの影響をたくさん受けてしまう年代だと思います。きっと由希もそのうちの一人で等身大にリアルに演じていけたら良いな、と思いました。 ――撮影等これからになりますが、初主演として意気込みをお願いします。 正直主演ということで、どういうドラマになるかドキドキしていますが、何よりも心強い若いキャストの皆さまと一緒に物語を作り上げていくのがすごく楽しみです。本読みでお会いしましたがとても個性がありすてきな方々で、監督もとても明るい方なので、リアルな内容ではありますがポップなドラマになるのではないかと思っております。気負わずにこの明るいチームの皆さまと楽しく、良いドラマをお届けできたらと思います! よろしくお願いいたします! ――視聴者の皆さんへ、見どころなどメッセージをお願いします。 まず「SHUT UP」というタイトルに驚かれたと思いますが、「自分のことは自分自身で決める」そんな強さが込められているタイトルだと思います。このドラマは自分が自分でいることの大切さ、当たり前という言葉はなくさまざまな環境や文化がある現代で生きる「私たち」の物語です。物語のハラハラドキドキする展開を楽しみながらお互いに認識を確認できる時間になると思いますし、衣装や映像もすてきなものになる予感なので、見ていて楽しいドラマになっていると思いますので楽しみにしていてください! ■莉子コメント ――本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。 女の子たちが逆境に立ち向かい声をあげて動く姿に心を打たれました。一人一人の強さや正義を持っていて、そこから生まれるリアルな会話のテンポ感などが印象的で早く演じたいなという気持ちです。また緊張感のあるシーンもあるので丁寧に演じていきたいと思います。 ――演じられる役どころについての印象などお聞かせください。 私は川田恵を演じさせていただきます。一見、ふわふわして、おとなしい印象を持たれる子ではあると思いますが、内に秘めている熱いものがある子です。恵のある出来事をきっかけに巻き起こる葛藤や辛くても一歩勇気を振り絞る姿など、私自身と年齢も近いので、親近感のある魅力的な川田恵になるよう、精一杯努めさせていただきます。 ――撮影等これからになりますが、意気込みをお願いします。 恵もみんなと同い年ではありますが、どこか年下感があるというか、由希、しおり、紗奈に支えられ、救われて生きている子だと思います。実際も私が一番年下で、仁村さん、片山さん、渡邉さんというすてきな役者の皆さまとご一緒できるので、たくさんのものを吸収しながら私自身も成長できたらうれしいなと思っています。 ――視聴者の皆さんへ、見どころなどメッセージをお願いします。 同じ寮に住む4人の女子大生がそれぞれの考えで、それぞれの意思で動いて変わっていく姿にただただ、かっこいいなと私は思いました。世の中、法や世間の声などさまざまなもので縛られる中ではあるけれど、その中でもがきながらも成長していく姿を最後まで皆さまに見届けてほしいなと思います。そして誰か 一人でも救える、そんなメッセージ性のあるものにできたら幸せです。 ■片山友希コメント ――本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。 初めてドラマのレギュラーの役をいただけたのがテレビ東京なので、とても感謝していて、テレ東が作るドラマには参加したいと思っていました。児山監督とは以前ご一緒したことがあるのでなんだか楽しそうだなと思いオファーを受けました。 ――演じられる役どころについての印象などお聞かせください。 友だち同士なのによく敬語になる人で面白いなと思いました。現実主義者のしおりですが人に寄り添うことができる優しさを感じるのでその優しさを大切にしたいです。 ――撮影等これからになりますが、意気込みをお願いします。 友情物語なので、楽しくしっかりとその現場の空気を感じられるように心を解放して常に敏感でいたいと思います。 ――視聴者の皆さんへ、見どころなどメッセージをお願いします。 加害者にも被害者にも私たちは簡単になれると言われハッとしました。現実だと重く苦しくなりますがこれはフィクションなので柔らかくその事実をお伝え出来たらと思います。 ■渡邉美穂コメント ――本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。 社会派ドラマをやってみたいとずっと思っていたので素直にうれしかったです。しかし決して暗くてお堅い内容ではなく、実際の現代社会でも起こり得るような事柄をテーマに、それを真正面から捉えていく強気な姿勢にとてもワクワクしました。女子大生たちの等身大の姿に共感してもらえるような作品だと思います。 ――演じられる役どころについての印象などお聞かせください。 見た目が派手で感情的になりやすい性格ではあるものの、本当はすごく素直で人を思う気持ちをしっかりと持った子だなと思います。私自身、台本を読んでいて紗奈のセリフでグッとくるような部分がたくさんありました。一言でその場の雰囲気を変える力を持っていると思います。 ――撮影等これからになりますが、意気込みをお願いします。 すてきなキャスト、スタッフの皆さまとご一緒させていただけることがとても楽しみでワクワクしています! 周りの方とのテンポ良い会話シーンも多めなので、見ている方に楽しんでもらえるような雰囲気を作れるようにしたいと思っています。 ――視聴者の皆さんへ、見どころなどメッセージをお願いします。 現代社会をあらゆる側面から切り取った共感性の高い作品になっていると思います。仲間という存在の尊さや、自分を見失わないことの大切さを改めて感じることができます。若者たちが傷付き、立ち上がり、強くなっていく姿を見て、皆さんに深く刺さるものがあればうれしいです。 ■番組プロデューサー・本間かなみ(テレビ東京 ドラマ室)コメント 痛みや悔しさと戦えるものを作りたいと思って、考えた企画です。貧しさやあらゆる格差、そして加害と傷つきの中で、正しい立ち向かい方じゃなくても、誰かが笑う立ち向かい方だとしても、それでも大切なものを守るための精一杯を描きます。 彼女たちは何を守るために決断していくのか。もしかしたら誰かのために、自分のために立ち上がったことのある誰か一人の物語になれたらいいと思います。とってもすてきな主演の仁村さん、莉子さん、片山さん、渡邉さん、そして児山監督、進藤監督を中心としたスタッフの皆さんで彩る世界に、ぜひご期待ください。