強風を物ともせず、余裕のライン決着! 特別昇班かかるも気負いゼロ、期待の20歳競輪選手「達成できればラッキー」/佐世保競輪
佐世保競輪のモーニング「CTC杯(F2)」が27日に初日を開催。7Rのチャレンジ予選を走った船山真生(20歳・愛媛=125期)に話を聞いた。 10月久留米、11月高松を3連勝で制し、今節は3場所連続完全優勝による特別昇班がかかっている。前検日には「達成できればラッキーぐらいの気持ち」と話しており、気負う装いは皆無だった。初日は井坂泰誓(30歳・大阪=115期)を突っ張れなかったが体勢を立て直してスパートすると、松尾大樹(44歳・長崎=87期)、南和夫(48歳・福岡=82期)を引き連れて余裕のライン決着を果たした。 「突っ張りたかったけど突っ張れなかったし作戦は失敗。風がすごくてまったくカカらなかったけど、3人で決められたし戦えた方です」 この日の長崎県内は深夜から正午すぎにかけて暴風警報が発表された地域もあり佐世保バンクも荒れに荒れ、走った選手たちからは一様に「流れる感じがない」との声が聞かれた。船山も「暴風警報って聞いたし、競輪ってやるんだ? って思いましたよ。学校だったら休みでしょう」と劣悪な状況下に目を丸くしていた。 これだけのコンディションで善戦しているのだから、脚も気持ちもまったく問題ない。2日目の準決は再度7Rに登場し、圧倒的人気に応える。(netkeirin特派員)