大阪・晴れ間とともに天王寺公園など花見客でにぎわう
5日の近畿地方は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、大阪市内でも雲が多いものの時折日が差すなどしており、大阪市天王寺区にある天王寺公園では、朝から大勢の家族連れらでにぎわいを見せ、先日の雨に耐えて咲き誇る桜の下で花見を楽しんでいる。
大阪管区気象台によると、同日正午までに大阪市内では最高気温が16.6度と前日に比べ少し低いが、園内の芝生ゾーンである「てんしば」などでは、ボール遊びなどを元気に楽しむ子どもの姿が多くみられる。少し散り始めた桜の下で家族連れらがござやお弁当を広げ、楽しいひと時をすごしていた。 そして、園内にある天王寺動物園も桜が咲き誇り、ヒツジやモルモットなどがいる「ふれあい広場」は動物と桜を一緒に楽しめるため多くの人が詰め掛けていた。大阪市内から来たという30代の女性は「娘が大好きで、桜も散ったかな?と思ったらまだ咲いてたのでよかった。通天閣と一緒に写真も撮ります」などと話していた。
コアラ舎では「アルン」の献花台も
天王寺公園から入る坂道は通天閣とも一緒に撮れるため撮影スポットとしても人気。同日午前も多くの来園者が写真を撮っていた。動物たちも春の陽気にさそわれてか、元気に動く様子をみせている。 また、コアラ舎では31日に死んだコアラの「アルン」の献花台が設けられ、手を合わせる人の姿も多く「19年も生きてたんだよ」と子どもに説明している母親の姿があった。その横では「アーク」と「そら」が元気な姿を見せ、来園者の笑顔を誘っていた。
扇町公園も花見を楽しむ人でにぎやかに
一方、大阪市北区の扇町公園も、正午ごろには多くの花見客でにぎわいを見せる。近くには遊具もあり、子どもらが遊んでは弁当を食べるなど、楽しい雰囲気に包まれていた。