【広島】連勝ストップでも強さを示す反撃 新井監督「みんながあきらめずに」
◆JERAセ・リーグ 広島1―2阪神(22日・マツダ) 広島の連勝は4で止まったが、今の強さの一端を示した。 序盤の森下はリズムが悪く、3回までに2失点。打線も4回まで走者1人も出せずに沈黙していた。 だが、森下が5回1死満塁のピンチをしのぐと、6、7回は3者凡退。0―2のビハインドで登板した森浦、塹江も好投。6~9回はパーフェクトに抑え、阪神に3点目を許さなかった。 そして打線も9回に反撃した。今季は零封が11度、完封負けは8度で、無抵抗で終わる試合が多かった。だが、前日まで3試合連続2ケタ安打と好調な打線が、この日は食らいついた。9回2死から坂倉が適時打。完封負けを阻止して1点差に迫った。さらに、二俣が粘って四球を選んだ。満塁で代打の切り札・松山を投入するという最高の場面を演出した。期待の松山が二ゴロに倒れたものの、本拠地のファンを最後までくぎ付けする好ゲームだった。 新井監督は「あとちょっとのところまで、みんながあきらめずに、いい攻撃ができた」と収穫を口にした。首位・阪神とのゲーム差は1・5に戻ったが、23日の第3戦でカード勝ち越しを狙う。
報知新聞社