「不適切にもほどがある」喫茶店マスター別人説 令和はナポリタン不味いが重大伏線か 誰?第1話で一瞬映った雑誌が 最後の回収ピース?
主演・阿部サダヲ、脚本・宮藤官九郎のTBSドラマ「不適切にもほどがある!」の第9話が22日に放送された。次回が最終回。 【写真】凄い剣幕で話しかける昭和の喫茶店マスター 最後のキーマンなの? 作中会話がクドカンからの宣告だったのか、最終回直前までは残された謎がかなりとっ散らかっているが、最終回のラストでどう着地するのか注目される。 第9話では、昭和の体育教師小川市郎(阿部)と、昭和から帰ってきたサカエ(吉田羊)がさりげなく、令和のほうが食事は美味しいが、喫茶店「すきゃんだる」のナポリタンに関しては、「全然違う」「(令和のほうが)味が落ちたね、べちゃーとしてもっさりして」と会話。渚(仲里依紗)が「そうかな、結構好きだけど」と言っても、サカエが「いやいや、ジジイ金返せのレベル」と断じた。 88歳になったマスター(昭和・袴田吉彦、令和・沼田爆)イジりだったが、最終回に向けた重要伏線ともとれる。 令和のマスターが、昭和マスターの38年後だと小川先生たちは思い込んでいるが、必ずしも明確には描かれておらず、別人の可能性も。 第1話をみれば、令和に迷い込んだ小川先生が喫茶店に駆け込んだ場面。令和マスターは少年ジャンプが置かれたテーブルで寝落ちしたように爆睡していた。一方で昭和マスターはどこか風変わりな本を読む傾向にあり、むしろ別の人物が少年ジャンプを愛読している。 マスターは昭和61年段階で、喫茶店をやるのは「あと5年くらいじゃないの」と語っていたが…。 唯一、昭和と令和の両方に登場する喫茶店。昭和は「すきゃんだる」、令和は「SCANDAL」表記なのも気になるが、トイレにタイムワープできる穴が開いているのが物語最大の謎となりそう。 小川先生が便所トンネルで昭和に戻った際の新聞日付が「昭和61年(1986年)1月18日土曜日」で、運命の日のちょうど9年前であることが2度、意味深長に大映しとなったことも。 謎のトイレの穴に関しては、昭和マスターのほうが事情を知ってそうで、その正体が最後にはまるピースとの見方もある。