全国最高齢首長、感謝込め退任式 87歳鈴木氏/青森・田舎館村
17日に任期満了を迎える青森県田舎館村の鈴木孝雄村長(87)の退任式が15日、村役場で行われた。鈴木村長の退任に合わせ17日付で辞職する金枝尚明副村長(71)と共にセレモニーに臨んだ。 最後の庁舎勤務を終えた鈴木村長は、エントランスホールに集まった村職員ら約70人を前に「皆さんの努力と協力のたまもので順調に来られた。長いこと本当にありがとう」とあいさつ。「田んぼアートを来年は必ず成功させてほしい」と力を込めた。職員が鈴木村長と金枝副村長に花束を贈り、拍手で見送った。 鈴木村長は村議を5期務めた後、2004年の村長選で初当選し5期20年を務める。現職首長で全国最高齢。3月の定例村議会で、高齢を理由に今期限りでの引退を表明した。 金枝副村長は13年から村教育長を務め、21年11月に副村長に就いた。任期は同1日から4年間だった。