次世代ミュージカルスターの祭典 Musical shoW「WE ARE MUSIC」vol.1 3DAYS完走!
■DAY2
2日目は、東啓介ソロコンサートとなる「Connecting Puzzles」。自身が出演したミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の「December 1963(Oh, What a Night)」からスタート。「アンダー・ザ・シー」(『リトル・マーメイド』)や「やさしさに包まれたなら」など、聴き馴染みのある楽曲で客席を盛り上げる。 そこから打って変わって、『ジキル&ハイド』の「時が来た」をギター1本のアコースティックアレンジで披露。「(多くの先輩俳優が歌ってきた名曲を)自分ならではの歌い方やアレンジで届けたい」と音楽への強い想いを語った。ゲストコーナーでは、昼の部は加藤大悟と共に「What You Own」(『RENT』)を熱く歌い上げた。加藤はソロで「僕こそ音楽」(『モーツァルト!』)を初披露。 夜の部は遥海を迎え、2人が出会い、第31回読売演劇大賞の優秀作品にもノミネートされた『ラグタイム』でのエピソードをユーモアたっぷりに語った。「輝く未来」(『塔の上のラプンツェル』)を遥海が歌い始めると、会場の空気が一変。続いて『ラグタイム』より「Wheels of a Dream」を披露すると、東の優しくも力強い歌声と、遥海の透き通ったどこまでも伸びる歌声が奏でる圧倒的なハーモニーに、しばらくの間拍手が鳴りやまなかった。 終盤には「最後のダンス」(『エリザベート』)や「デスノート」(『デスノート THE MUSICAL』)など、東がいつか挑戦したいと語るミュージカル楽曲を歌唱。ミュージカルの中のわずか1ピースではあったが、東が熱を込めて歌い上げるステージには、確かにその作品のドラマが見えた。 ラストには自身が作詞・作曲した「こえ」を披露して、今後の意気込みを語った東。アンコールでは、自分がずっと目指し続ける未来として選曲した「Stars」(『レ・ミゼラブル』)を情感たっぷりに歌い、その歌声からは、東の強い覚悟が感じられた。