【翠松ー理大付】10回裏理大付1死満塁、前田がサヨナラ打を放つ＝マスカットスタジアム

　第106回全国高校野球選手権岡山大会第7日は20日、倉敷市のマスカットスタジアム、市営球場で3回戦4試合があり、学芸館、光南、城東、理大付が8強入りを決めた。センバツ出場の創志学園は敗退した。 　学芸館は三回に坂本の先制2点打で主導権を握り、右腕丹羽が完投して創志学園を6―1で撃破した。光南は主砲牧野が2点本塁打を放つなど8―2で津山商を下した。城東は右腕国定が2安打完封し、理大付はタイブレークの延長十回に前田がサヨナラ打を放った。 　第8日の21日は両球場で3回戦の残り4試合があり、8強が出そろう。 　▽3回戦 創志学園 000000100｜1 00200301Ⅹ｜6 学芸館 ▽二塁打　田中、古謝 　【評】学芸館は右腕丹羽が緩急を生かし最少失点で完投した。打線は三回1死満塁、坂本が左前に先制の2点適時打。六回は古謝の適時二塁打と敵失で大勢を決めた。 　創志学園は2併殺など攻撃が空回りし、田中の適時二塁打による1得点のみ。守備も3失策と乱れた。 津山商 000011000｜2 20200112Ⅹ｜8 光南 ▽本塁打　牧野▽捕逸　光井 　【評】光南は一回、小合のバント安打と四死球を足場に内野ゴロと敵失で2点を先制。三回は牧野が2点本塁打を放つなど攻撃がかみ合った。5回1失点の先発清水ら3投手の継投も決まった。 　津山商は山本の適時打などで一時2点差まで迫るも、一回途中に救援した主戦庄司が力尽きた。 城東 000020000｜2 000000000｜0 美作 ▽三塁打　清板▽暴投　広瀬 　【評】城東が競り勝った。五回2死一塁から清板の三塁打と森の適時打で計2点を先制。11残塁と攻めあぐねたものの、主戦右腕国定が2安打無四球で完封した。 　美作は岡田、広瀬の継投で粘り、守備も無失策。逢坂、山田の安打などで得点機をつくった六～八回の逸機が悔やまれる。 翠松 0000000200｜2 0110000001x｜3 理大付 （延長十回、十回からタイブレーク） ▽二塁打　山形、宮井、伴藤▽暴投　小野、帆北、池本 　【評】翠松が延長に持ち込む健闘を見せた。六回途中を自責点1の宮井ら投手陣が踏ん張り、八回に相手守備の乱れに乗じて同点。犠打失敗が響いて無得点に終わったタイブレークが惜しい。 　理大付は延長十回1死満塁で前田が左前にサヨナラ打を放った。先発金沢は7回無失点と好投。