パルマで成長する“日本のブッフォン” セリエA第4位のセービング数記録する鈴木彩艶はワールドクラスのGKになれるか
スペイン紙は22歳守護神の成長ぶりを称賛
昇格組ながら、ここまでイタリア・セリエAで2勝6分4敗の成績で13位につけているパルマ。勝ち切れないゲームも目立つが、昇格組であることを考えれば悪くない序盤戦と言えよう。 [動画]セリエAで鈴木彩艶が魅せるセーブ集! そのチームで懸命に体を張っているのが、日本代表GK鈴木彩艶(22)だ。浦和レッズ、ベルギーのシント・トロイデンを経て、今夏にパルマと契約した鈴木。やや大袈裟な表現ではあるが、スペイン『as』は鈴木のことをパルマにおける『ブッフォンの後継者』と表現している。 元イタリア代表の名手であるジャンルイジ・ブッフォンは、2021年に古巣だったパルマに復帰。そこから現役を退く2023年の夏までパルマのゴールを守った。舞台はセリエBだったが、ブッフォンの古巣復帰はサポーターにとって特別なことだっただろう。 そのブッフォンも現役を退き、今季は鈴木が守護神となっている。立場的にはブッフォンから守護神の座を受け継いだと言えるか。 同メディアは鈴木のシュートストップの部分も評価しており、「彼は数ヶ月で素晴らしいポテンシャルを示した。彼はU-23世代のGKでは今季TOP5に入るGKだろう。リーグ戦ではすでに13失点を喫しているものの、セーブ率73%は悪くない数字だ。また、少しずつではあるが、足下のパス精度も成長している」と称賛する。 昇格組のパルマでは仕方がないところもあるが、相手に攻め込まれる展開も少なくない。鈴木も忙しいゲームが多く、ここまで35回のセーブを記録。これは今季のセリエAで4番目に多い数字だ。 まだGKとして完成されたわけではないが、シュートへの反応速度などセリエAで着実に評価を高めている。22歳と若いことも魅力で、ワールドクラスのGKとの評価を得る日がくるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部
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