「生まれ変わっても絶対にアイドルになりたい」 乃木坂46・山下美月、東京ドームでアイドル最後の日
早くも落涙する山下だが、「無口なライオン」では彼女を慕う賀喜遥香とハグする一幕もあり、山下らしい強いグループ愛が伝わる選曲と、メンバーから山下への感謝が強く感じられる演出でファンを楽しませていく。
初日はオリジナルのユニット編成で披露した「銭湯ラプソディー」も、この日はメンバー全員でパフォーマンス。曲中、手拭いを頭に乗せたメンバーがシャンプーハットを客席に投げ込む演出で大きな盛り上がりを見せると、その後も「裸足でSummer」「おいでシャンプー」と曲ごとに会場の沸点が更新されていった。 山下を除く3期生が思い出話に花を咲かせるMCを経て、ライブは折り返し。山下は「心にもないこと」で5期生と一緒に歌い踊ったかと思えば、曲中「絶対に明るい未来しか待っていないと私が保証するので、何も心配なく、無理をせず乃木坂を楽しんでくれたら」とグループを託す言葉を送ったほか、同日に22歳の誕生日を迎えた池田瑛紗をお祝いするサプライズも用意。
「図書室の君へ」では、大阪で舞台出演中の柴田柚菜を加えた4期生とともに歌唱し、最後に全員揃ったところで「何もできずにそばにいる」を、感情をたっぷり込めて歌ってみせた。 繊細さと可憐さを漂わせるダンスパートを経て、「世界で一番 孤独なLover」からライブは佳境に突入。派手なパイロ演出を交えながら熱量を高めていくと、山下と久保が初めてダブルセンターを務めたカップリング曲「不眠症」、山下が初選抜入りを遂げた「シンクロニシティ」と思い出の楽曲が続く。 さらに、「帰り道は遠回りしたくなる」や「Sing Out!」と敬愛する先輩たちがセンターに立った楽曲を連発すると、最後の曲に入る前に山下から同期メンバーへメッセージが送られる。 「乃木坂の3期生だったからここまで続けてこられたし、生まれ変わっても私は絶対アイドルになりたいし、乃木坂の3期生になってまた11人の仲間と出会いたいなと思うぐらい、一生で一番の出会いだったと思います。私は不器用で甘え下手なので、感謝を伝えきれてなかったなってちょっと後悔しています。 なので、これから困ったことがあったら、全世界が敵になっても私は3期生の味方でいます」 と告げた山下は、「思い出ファースト」を最高の笑顔で披露。パフォーマンスを終えると 「私にとって一生忘れることのない、大切な思い出がまたひとつ増えました。 アイドルとして私は全力を出し切ったし、何も悔いはないし、ここから前を向いて生きていけます」 と伝えて、ライブ本編を終えた。