MPFダンス部、伸び伸び踊って最高賞 全国大会の中学生・オープン参加の部
山形市内のダンススタジオで部活動として取り組んでいる「MPFダンス部」が、全日本小中学生ダンスコンクール全国大会(東京、10月)の中学生・オープン参加の部で最高の金賞に輝いた。全国100超のチームからトップ3に選ばれ、部員は「個々の良さも出せたし、チームの一体感も出せた」と喜んでいる。 MPFダンス部は、ダンススタジオMPFの鈴木ゆみ子代表が2010年から学外の部活動として指導している。全国大会出場は3回目で、初の金賞。今回はブロック大会を勝ち抜いた15チームが全国に進み、3チームに金賞が贈られた。 部員は山形、天童、東根の3市在住の中学1~3年22人で、出場したのは選抜された16人。部員が編曲から振り付けまで全て行うのが“伝統”で、今回はジャズナンバーに合わせ、ハウスのステップを多用したダイナミックなダンスを考えた。センシティビティー(感性)をテーマに、それぞれの持つダンススタイルを生かす部分と、振りを合わせるユニゾンをつくり、ギャップを魅力にした。
部長の吉田奏愛さん(15)=山形六中3年=は「周りと違うことをやりたい、自分たちの持ち味を出したいと考えた。個性を爆発させた感じ」と話した。副部長の森敦士さん(15)=山形一中3年=は「そろってなくて下手と判断されないために、自分を出す踊りをしてもかっこよく見えるよう、全体を調整した。それが金賞につながった」と振り返る。 鈴木代表は「ステージが狭く感じるくらい、空間を上手に使った。パワフルな振り付け、フォーメーションが、他のチームとは違った大人びた雰囲気を醸し出せた」と評価した。