虎のソナタ 虎はまだまだオフには早いんや! 岡田監督とも縁、T-岡田引退会見でしんみり…
劇弾の直後、ロッテ・井口監督(当時)が「一塁ベースを踏んでいないのでは?」とリプレー検証を要求。幸いにもリクエストは却下されたのだが…。
「こっちも確認するじゃないですか。踏んだのか?と聞いたら、『覚えていない』と言うんですよ」
町広報が懐かしそうに話してくれた。優勝の行方を左右するジャッジだから、ウソでも「絶対に踏んだ」と言い張りそうなものだが、「覚えていない」という正直さがT-岡田の人柄をうかがわせる。シーズンオフで、誰もが嫌がる時期の取材でも「Tに頼んだら引き受けてくれる」と広報が感謝する心の広い大人物だった。
そんな愛されキャラ、阪神なら誰なんだろうか…と考え始めた。が、いやいや、阪神はそんな〝オフっぽい〟話題をしている場合ではない。甲子園7番勝負、まずは白星発進。でも死闘は続く、どこまでも-。