少なくとも能登の3地区で約60人が孤立か… 能登半島地震で被害広がる
1日に最大震度7を観測した能登半島地震。その後、3日午前11時前にも震度5強の地震が発生しました。石川県内の死者は、62人にのぼっていて、各地で孤立や断水・停電が続いています。 【写真】震度分布図(3日午前10時54分発生) 3日午前10時54分ごろ能登地方でマグニチュード5.5の地震がありました。輪島市で震度5強を観測しています。この地震による津波の心配はありません。 一方、1日の地震による県内の死者の数は、午前8時の時点で輪島市で29人珠洲市で22人、七尾市で5人など、あわせて62人に上っています。 行方不明者を捜索するため、珠洲市には神奈川や奈良の災害救助犬あわせて17匹が入り、倒壊家屋のある地区をまわって中に人がいないかなどを確認しています。 ■孤立集落の状況 能登町の北河内(きたがわち)地区で16世帯20人、穴水町麦ケ浦(むぎがうら)地区で20人、中島町河内(かわち)地区で5世帯約10人など、分かっているだけで約60人が孤立していて、県ではさらに確認を進めています。 避難所は355か所設置され、約3万3000人が避難しています。
北陸放送