独BASF、ライン川に化学品が流出-この2カ月で2回目
(ブルームバーグ): ドイツの化学品メーカーBASFは、アジピン酸およそ130キログラムとヘキサメチレンジアミン約70キログラムが、6日遅くから7日の早い時間にかけてライン川に流出したと発表した。ルートビヒスハーフェンにある工場から漏れ出たとしている。
同社の発表文によると、流出した化学品は「水に対してやや有害」と分類される。流出は既に止まっており、原因調査を行っているという。
BASFは当局に報告し、流出した物質の量と河川の水による希釈で水生生物に「危険はない」見込みだとしている。
ラインラント・プファルツ州の環境当局は「事前注意として」ライン川沿いの住民に問題を通知した。
独誌シュピーゲルによれば、BASFでは2月には2トン近くの硫酸がライン川に流出する事態が発生した。
原題:BASF Cites Second Chemical Spill Into Rhine in Two Months(抜粋)
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Monica Raymunt