「フットゴルフ」ならJリーガーに勝てるのか!?サッカー経験記者の帯同ルポ
2023年12月某日、栃木県のTBC太陽クラブで、サッカーJ2のFC町田ゼルビアに所属する稲葉修土(いなば・しゅうと)選手主催の「チャリティイベント フットゴルフ」が行われた。稲葉選手のファンやスポンサー関係者ら約30人が参加。フットゴルフは初挑戦、ゴルフは「やったことがある程度」という稲葉選手はどのぐらいのスコアを出せるのか?そして、アマチュアのサッカー経験者(筆者)はフットゴルフならJリーガーに勝てるのか?イベントを体験&帯同でリポートする。 【画像】パラダイム Aiスモーク キャロウェイ最新1W「パラダイム Aiスモーク」がツアー会場でお披露目
フットゴルフとはどんなものか?
フットゴルフを知らない人のために、競技形式やルールを説明しておこう。その名の通り、サッカー(フットボール)とゴルフを融合した新スポーツで、ゴルフ場のグリーン周りやラフなどに切られたバケツ大のカップにサッカーボール(5号球)を入れる競技。「ボールはあるがままプレーする」、「遠い方から蹴る」などルールはゴルフとほぼ同じ。各ホールにパー3、パー4といったパー設定があり、打数に応じてスコアを記入していく流れも一緒。14本のクラブの替わりに1本(ないし2本)の“足”を使ってコース攻略するわけだ。ゴルフのルールやコースマネジメントを理解している人の方が、コース攻略に有利なのは間違いないだろう。
それにしても、なぜフットゴルフを企画したのだろうか。ウォーミングアップ中の稲葉選手をつかまえて話を聞くと、「ファンサービスの一環です。フットサルも候補に挙がりましたが、フットゴルフなら女性も子どもも一緒に楽しめると思って」。確かにボールさえ蹴れたら、誰でもプレーができ、クラブもいらないのでプレーの敷居もだいぶ低い。実際に今回のコンペ参加者には女性や子どももいて、ティを変えて稲葉選手と同じ組で回れていた。
「100切り」は経験なし
プレーする前に、まずは敵(!?)の分析から。対戦する稲葉選手は中盤の底(ボランチ)を務めるミッドフィルダーで、普段はいわゆる“ボールの刈り取り役”としてピッチを縦横無尽に動き回る。無尽蔵のスタミナを持ち、キックのパワーと精度も申し分ない。ただゴルフの腕前はどのぐらいなのか?