バレンティーノ・ロッシ、今年もマイサーキットで耐久レースやりました。マリーニ&ロッシの兄弟コンビが勝利。鈴木竜生の姿も
MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシが持つ私設ダートコース”ランチ”で、オフシーズンの恒例イベントとなっている100km耐久レースが行なわれた。勝利したのはロッシとルカ・マリーニの兄弟コンビだった。 この耐久レースには、VR46アカデミー生以外にもMotoGPやスーパーバイク世界選手権(WSBK)といった最高峰のレースシリーズのライダーがロッシから招待を受けて参加することでも毎年話題となっている。 2024年のイベントにも現役のMotoGPチャンピオンであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)をはじめとして、フランコ・モルビデリ(プラマック)、マルコ・ベッツェッキ(VR46)、マリーニとMotoGPクラスのVR46メンバーが集結。 さらに2024年からVR46チームに加入することになったファビオ・ディ・ジャンアントニオや、MotoGPクラスに今年昇格するペドロ・アコスタ(GASGAS)も参加した。 また日本人ライダーの鈴木竜生もこのイベントに参加。2023年MotoE王者のマティア・カサディとコンビを組んで、全21組で争われるレースに挑んだ。 100km耐久レース決勝前日には、勝ち抜き形式のアメリカーナレースが行なわれた。スターティンググリッド決めも兼ねたこのレースでは、マリーニが並み居るライバルを下し、レプソル・ホンダ所属以降となってから初の“勝利”を挙げた。 耐久レース本番でも、そのマリーニは強さを発揮。兄弟コンビでトップチェッカーを受け、耐久レース勝利を果たした。 2位はエリア・バルトリーニとセレスティーノ・ビエッティ組、3位はモルビデリとアンドレア・ミーニョ組となった。MotoGPチャンピオンのバニャイヤはベッツェッキとコンビを組み、6位を記録した。 鈴木とカサディ組は最終的に16位となった。またこのイベントに2ストローク化した改造マシンを持ち込んだことで注目を集めたダニーロ・ペトルッチは、アメリカーナレースでこそ5位となったが、決勝では18位にとどまった。
Lorenza DAdderio