バイオリンを演奏するＳＵＧＩＺＯ

　「ＬＵＮＡ　ＳＥＡ」「Ｘ　ＪＡＰＡＮ」のギタリストＳＵＧＩＺＯ（５５）と放送作家でサウンドデザイナーの谷崎テトラのユニット「Ｓ．Ｔ．Ｋ」が２１日、東京・代々木公園で開催された野外フェス「ＰＥＡＣＥ　ＤＡＹ２０２４＠代々木公園」に登場し、世界平和を願い熱いライブパフォーマンスを届けた。 　同イベントは国際連合が「国際平和デー（ピースデー）」と定めた９月２１日に参加無料で行われている。 　フリーライブ最後のプログラムとして登場したＳ．Ｔ．Ｋ。ＳＵＧＩＺＯのエレクトリック・バイオリンと、谷崎の電子音響が絡み合う唯一無二の世界を表現した。この日は、平和を願ってコンゴ、ウイグル自治地区、アフガニスタンなどからのゲストも加わり、特別なプログラムで５曲をパフォーマンス。演奏を終えたＳＵＧＩＺＯは「実はテトラさんとＳ．Ｔ．Ｋを始めて２０年。このＰＥＡＣＥ　ＤＡＹにこの形態で関われたことは本当に光栄です」と思いを語った。

演奏後、あいさつするＳＵＧＩＺＯ（左端）と谷崎テトラ（同２人目）

　この日は石川県が水害に襲われ、被害が出た。現地を心配したＳＵＧＩＺＯは「今日は平和と同時に災害に襲われる各地に対しても祈りを込めて演奏しました」と被災地に思いをはせた。 　続けて「世の中は、民族が違って主義主張が違って信仰が違って、殺し合ったり、いがみ合ったりしています。でもかたや音楽の表現ってみんな一緒になれるんですよ。このエネルギーを伝えていきたい」と熱く客席に呼びかけた。