中村獅童、息子たちの人気に“嫉妬”「最近はバーターみたいな扱い」
歌舞伎俳優の中村獅童(51)が22日、都内で行われた『松竹特別歌舞伎』の製作発表会見に出席し、長男・陽喜(はるき・6)くんと共演する本公演への意気込みを語った。 【全身ショット】ブルーのワイシャツでビシッとスーツを着こなす中村獅童 全国公立文化施設協会主催の本公演では、衣装やかつら、化粧の様子などまで解説付きで見られる 『中村獅童のHOW TO かぶき』に加え、『鞘當(さやあて)』『供奴(ともやっこ)』『橋弁慶(はしべんけい)』の4演目を上演する。 『橋弁慶』では、弁慶を獅童、牛若丸を陽喜が務める。獅童ははじめに、報道陣に向けて「最初に断っておきますが、きょう陽喜は来ていません。僕1人です」と説明し、「テレビに出させていただくときも、最近は陽喜や(次男の)夏幹が主役で、僕はバーターみたいな扱い…」と嘆いた。 共演する演目『橋弁慶』について聞かれると、「この公演が決まる前から、陽喜が先生のもとで『橋弁慶』を習っていて、本人としてもすごく気に入っている踊り」と紹介し、「だったら今回はそのまま『橋弁慶』をやろうということにしました」と経緯を説明した。 続いて、記者からは「つまり、陽喜くんありきで決めたということですか?」というイジワルなツッコミも。獅童は「悪いの!?」と語気を強め、「僕も弁慶はやったことがあるけど、牛若丸はない。陽喜のように若い頃からこんなに良いお役をいただいていなかったですから。ちょっとムカつきますよね。なので、普段から『パパのおかげなんだよ』と伝えるようにしています」と“本音”も。 冗談も交えて笑いを誘いながら、父として「教わったとおりにのびのびとやってほしい。6月の名のり初舞台からこの巡業へと続くので、ケガや病気をせずにやりきってくれれば」と期待を伝えた。 公演には獅童・陽喜くん親子のほか、中村種之助、中村蝶紫、澤村國矢、中村獅一が出演。6月30日の東京・北とぴあ さくらホールを皮切りに、7月31日の新潟県民会館まで全国22会場をめぐる。