理大に白井前市長を顕彰するガラス作品【山陽小野田】
山口東京理科大(池北雅彦理事長)の市立化と薬学部開設に尽力した前山陽小野田市長の白井博文さん(86)を顕彰するガラスアート作品が、同大7号館のメインエントランスに設置された。29日に除幕式があり、青色のガラスで山を模した作品「頂(いただき)へ-of your life」の完成を祝った。 市長時代に白井さんを支援していた有志で構成する、ガラスアートを贈る会(西村公一代表)が2年前に企画。市内在住のガラス造形作家、西川慎さんに依頼し、半年間の制作期間を経て同学部1期生の卒業に間に合わせた。 式には大学関係者を含めて12人が出席。白井さん、西村代表、西川さん、池北理事長ら6人が除幕した。 西川さんは「市長在籍時に掲げていた『誠実に真っすぐに』のスローガンから、高く険しい山をモチーフに、誠実さは青色で表現した」と制作への思いを語った。 白井さんは、作品に一礼すると「作品を見て胸に喜びが湧いた。3期12年の中で大学の市立化は頭を悩ませたものの一つだったが、素晴らしい市の財産となった。自身の判断を誇らしく思う」と振り返った。 その後、池北理事長から西村代表に寄贈に対する感謝状が贈られた。