モウリーニョはトッテナムをバラ色の未来に導けるか?【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
前任者への賛辞を繰り返し、謙虚にやっていくと述べる
トッテナムの新監督に就任したモウリーニョはこれまでより穏やかで、若々しい印象。選手やスタッフもその魅力の虜になりつつある。(C) Getty Images
11か月の浪人生活を終え、トッテナムの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョ。まさにイメージ一新、穏やかな笑顔を湛えるポルトガル人指揮官は、タイトル奪取というバラ色の未来にクラブを導くことができるのか。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2019年12月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 最初は、ちょっと奇妙な感じがした。現場に復帰したジョゼ・モウリーニョだ。監督としての記者会見はほぼ1年ぶり。アンフィールド(リバプールの本拠地)での最後の会見の時よりも、若々しく感じられた。 2018年12月16日のリバプール戦の翌々日、マンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)から解任を言い渡されたモウリーニョは、それから浪人生活を送っていた。その11か月間で英気を養い、しっかりと準備を整えていた
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