K-POPアイドルから人気女優まで…韓国でディープフェイクを悪用した性犯罪が深刻化
深刻化しているディープフェイク性犯罪に、スターたちが続々と強硬対応を予告した。 警察が先月からディープフェイク(AIベースの合成)性犯罪に対する集中的な取り締まりに乗り出した中、被害を受けているスターたちも、強硬な対応をしていく方針だ。 TWICEなどが所属するJYPエンターテインメントは先月30日、公式SNSを通じて「当社は最近、所属アーティストを対象にしたディープフェイク動画が拡散されている状況を、非常に深刻に受け止めている。これは明白な違法行為であり、現在、関連資料をすべて収集している。専門の法務法人を通じて、善処のない強硬な法的対応を進行中だ」と明かした。 BLACKPINK、TREASURE、BABYMONSTERなどが所属しているYG ENTERTAINMENTも今月2日、「所属アーティストに関する不適切なディープフェイク動画が制作および流布されている状況を、非常に深刻に受け止めている。広範かつ悪意的に行われているこれらの違法行為を継続的にモニタリングし、違法映像を削除・ブロックするために努力しており、刑事手続きを含む可能な限りすべての法的措置を講じている」と伝えた。YG ENTERTAINMENTもアーティストの人格と名誉を棄損する違法行為について強硬に対応するという方針だ。 (G)I-DLE、LIGHTSUM、NOWADAYSなどが所属しているCUBEエンターテインメントも強硬対応を予告した。CUBEは3日、悪意のあるディープフェイク動画の流布を確認したとし、「これはアーティストの名誉を深刻に毀損し、精神的苦痛をもたらす明らかな犯罪行為であるため、非常に厳重な状況として受け止めている」と伝えた。 そして「現在、該当の事案について継続的にモニタリングと資料収集を行っており、ディープフェイク動画の制作者及び関連の流布者には、善処のない強硬な法的措置を取る予定だ」と伝えた。 またNewJeansは6月、人気ゲーム「PUBG:BATTLEGROUNDS」の一部ユーザーが、NewJeansのキャラクターを性的対象化したとし、適切な措置を講じる予定だと明かした。そして同月、一部の悪質なネットユーザーに罰金刑が確定したことを伝え、「アーティストの肖像を合成して作った淫乱写真を流布、販売するなど、容認できない行為をした者に対する警察捜査が行われており、その中の一部は第1審判決で刑事処罰が確定した」とも明かした。ガールズグループILY:1とIZ*ONE出身のクォン・ウンビも、ディープフェイク関連の被害を認識し、違法行為を許さないという立場を明かした。 被害を受けているのはアイドルだけではない。タレントのDEXは、ディープフェイクが違法賭博の広告に利用されていることを知らせ、ファンに注意を呼びかけた。所属事務所のKick The Huddle Studioは「最近、DEXを詐称し、ディープフェイク、人工知能(AI)などの技術が組み合わされた違法賭博ゲーム広告がオンラインコミュニティおよびYouTube、SNSなどを通じて分別なく流布されている。DEXは違法賭博ゲームアプリなどの広告を撮影したことはなく、この広告はDEXが出演した映像をベースにして作られた偽物の映像である」と伝えた。 他にもSHINeeのテミン、VIVIZらが所属するBig Planet Made、女優のパク・ギュヨン、モデルのアイリン、XG、STAYCなどもディープフェイク被害に法的対応を予告した。
ソン・ミギョン