松田凌&内藤大希、俳優として感じる舞台『刀剣乱舞』の「求心力」「大きいうねり」
舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯(東京公演:6月8日~30日 THEATER MILANO-Za、大阪公演:7月5日~14日 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、福岡公演:7月19日~21日 キャナルシティ劇場)に出演する、加州清光役:松田凌、監査官役:内藤大希にインタビュー。 【写真】松田凌&内藤大希の撮り下ろしカット(全10枚) 同作は名だたる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」を原案にし、末満健一氏が脚本・演出を手掛けるストレートプレイ版の舞台化作品で、通称:刀ステ。今作ではこれまでに出演していた加州清光役の松田に加え、監査官役の内藤らが新たに加わることになる。インタビューでは、久々の共演となる2人に、互いの印象や舞台『刀剣乱舞』についての熱い思いを語ってもらった。
■舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 に出演する松田凌、内藤大希 ――まずは、俳優としてのお互いの印象をぜひ教えてください。 松田:出会いはめちゃめちゃ前なんです。下北沢の「ザ・スズナリ」という劇場で『URASUJI』というシリーズがあって、2015年に共演しました。たぶん座組の中で最も若い中の2人だったんじゃないかな。その後一緒に出演した『野球』という舞台ではダブルキャストだったので、舞台上では1度も会ったことがなくて。その次が今なのですが、僕は初めから大希くんのまとう空気も歌声も「なんて柔らかい方なんだ」と。スズナリで歌声を聞いた時にびっくりしたんですよ。1日だけ歌わなければいけない公演があった時の、衝撃! 内藤:イベントぽい感じの公演だったんだよね。 松田:今も覚えてるんですけど、韓国語の歌を歌ってましたよね? 内藤:そうです。 松田:衝撃的で。「こんなに歌うまいんだ、大希くんって!?」と。もう、うまいと言うより、響いてくる。歌声まんまの人です! 内藤:え、そんな褒め言葉!? 松田:その上でお芝居にも“イズム”が流れてたりして。柔らかいからこそ、ちゃんと人の事を受け止められる。ひとりよがりじゃない、寄り添って重なり合ってくれるお芝居をされる方なんです。