THE RAMPAGEのRIKU、藤原樹、浦川翔平、ハイロー舞台で三者三様 それぞれの正義をぶつけあう〈HiGH&LOW THE 戦国〉
映画やドラマ作品で人気を集めるハイローこと「HiGH&LOW」シリーズの初の舞台『HiGH&LOW THE 戦国』が1月29日、新宿の歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaで初日を迎える。GENERATIONSやTHE RAMPAGEといったLDHの人気ダンスボーカルグループのメンバーと宝塚歌劇団に所属する俳優が共演することでも話題になっている舞台で全38公演。これから約1カ月間、歌舞伎町が熱くなりそうだ。 初日を翌日に控えた28日、同所で、通し稽古が公開された。 群雄割拠の戦国時代、5つの国がそれぞれの正義を貫くために戦う。そこには彼らの戦意を利用しようとする存在もいて……。物語は、GENERATIONSの片寄涼太演じる黄斬の須和国(すわのくに)、THE RAMPAGEのRIKU演じる他国も一目置く軍事総大将・玄武を擁する尊武国(そんぶのくに)、水美舞斗演じる水の民を従える城主を継いだ男・湧水が率いる乃伎国(のぎのくに)を軸に展開する。 THE RAMPAGEからは、RIKU、藤原樹、浦川翔平が出演している。演技、歌、ラップ、ダンス、そしてアクションを通じ、約2時間半の上演時間の間、三者三様の異なる存在感で客席を圧倒する。 RIKUと浦川は本作でシリーズ初参加。 RIKUは「THE RAMPAGEで一緒に歌っている相方たちが出ている作品に楽曲を提供する側で参加していた人間なので、自分がHiGH&LOWの世界に身を投じるというか生きるということをやるとは思っていなかったので、お話をいただいた時はすごくうれしかった」とし、「HiGH&LOWはLDHにとってすごく大切な作品なので、自分が出演することその名を汚してしまわないのかとか不安もあったんですけども、ご縁だしやるしかないなって思いました」 一方、藤原はというと、「HiGH&LOWは、映画だったりドラマだライブだったりさまざまなプロジェクトをさせていただいていたので、舞台というのはいつかあるんだろうなと予想をしていたのでついに来たか、と。話をいただいたのは光栄でした」と話した。 浦川も「(THE RAMPAGEの)メンバーがHiGH&LOWのドラマや映画に出演していく中、あちらにいる幼なじみの藤原樹もすでに出ていて、すごくジェラシーとかうらやましさを感じていました。やっと関わらせていただくということで、すごくうれしいですし、すごく光栄です」と話し、場を和ませた。 通し稽古では、RIKU演じる玄武は力と強さがすべてと戦場へと出ていく軍事総大将。声を張り上げて戦場へ。長い髪を振り乱しながら刀を操り、襲い掛かってくる敵方を次々になぎ倒した。 浦川演じる白銀はそんな玄武に憧れて、ともに戦うことを志願した男。玄武とともに敵と刃を交え続けながらも、玄武に本当の強さとは何かを問い続けるという役どころ。それゆえに玄武とぶつかり合う場面も。 尊武国は、2人を含め、威勢がいい荒くれ者が揃っていてとにかくエネルギッシュでアツい。登場すると体感温度が上がった。 HiGH&LOWの世界観のなかで、RIKUは玄武、浦川は白銀を作り上げる過程を楽しんだよう。 RIKUは「玄武と向き合っていく中で、自分が思う玄武像は主観的なもので、カンパニーのメンバーだったりとか第三者の見る玄武の意見だったりとかを思い返して考えてみると、自分が表現者の自分として必要なものにたくさん出会えた気がしています。役者としての成長はもちろんなんですけど、ホームであるTHE RAMPAGEに帰ってきたときに必ず生かせるもの、宝塚のお2人との出会いを含め、すごくキャッチできた2カ月間だった。玄武に出会えてよかったなという感じです」と、笑顔。RIKUによれば、稽古場にはキャラクターに対しての認識などが自然に会話の中で生まれる空気があったという。 浦川は「白銀とも向き合いつつ、浦川翔平とも向き合うきっかけになっています。すごいおふざけが好きなんですけど、メンバーとかにはすごい真面目だもんねって言われるんです。脚本では、おふざけはなくて、すごく熱い気持ちで玄武に向き合っていて真面目にぶつけている感じが自分のような感じもあったので、戦国の白銀というキャラと自分を照らし合わせながら演じてすごく楽しませていただいております」と、話した。